Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
本研究は、トップ競技者がコンディションの調整法を形成していく過程や諸条件について、質的研究手法を用いて基礎データを収集し、体系化することを目的とした。具体的には、競技現場で数多くの競技者を育成し、国際レベルでの強化を行っているナショナルチームの指導者及びコンディショニングに携わるトレーナーに対し面接調査を行った。第1次調査では、モデル構築に向けた理論的サンプリングを行った。ナショナルチームの強化スタッフ3~6名に対し、1人120分程度の面接調査を行った。あわせて、日本スポーツ心理学会、日本体育学会、Advances in qualitative methodology conference等の学術集会に参加し、質的分析の方法論に関する国内外の動向及び結果の解釈に関連する情報収集を行った。平成22年度は、第1次調査データの分析を継続して実施していたが、体調不良のため研究の遂行が難しくなり、22年度途中で研究を中止した。