自治体マーケティングの体系と地域ブランドに関する研究
Project/Area Number |
21530436
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Commerce
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
矢吹 雄平 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (60299170)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2012: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2010: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2009: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 地域経営 / マーケティング / マイクロ・マネジメント / 合意形成 / 自治体 / 地域ブランド / 地域 / ブランド / ネットワーク |
Research Abstract |
現在もそれからの復旧・復興の途上にある東日本大震災(2011年3月11日)では、住民等のバックアップ機能を想定されていた自治体自らが被災して機能不全に陥り、「自治体ありき」の前提で地域マネジメントを論じること自体に疑問が呈されなければならない状況が生じた。このことはすなわち、当初の計画通りマクロ(地域全体のレベル)⇒ミクロ(地域経営主体としての組織レベル)⇒マイクロ(個人=当該地域に生活の根を張る住民レベル)と議論を展開してゆくに際しても、「ミクロ」の代表的な存在である自治体マネジメントの諸議論が、最終的には「マイクロ」マネジメントの議論に行き着かざるを得ないことを示唆している。 上記点に大きな衝撃を受け、本年度は研究計画の順序を一部変更し、「マイクロ」について、(1)対外的には、マクロ・ミクロ・マイクロの3重層構造のマクロに焦点を当て、2010年秋までの研究成果を盛り込んだ『地域マーケティング論』(有斐閣:「日本地域学会2011年度学会賞著作賞」受賞)の読者にマイクロ・マネジメントの具体的イメージを持っていただくこと、(2)対内(筆者の内部)的には、【マーケティング・ネットワークの地域モデル】を構築して地域ブランドを育成する際の究極の鍵を握ると考えるマイクロ・マネジメントの議論の一歩を踏み出すことを目的とし、「1つのメソッドとして」ハワイの伝統的合意形成方法とその派生法を取り上げてそれにマーケティング論的な解釈を加え、"体系"のポイント・ありうべき批判・実践的な含意等を整理し、マクロ⇒ミクロ⇒マイクロの3後階を一貫して、拡張されたマーケティング概念が鍵を握る点を示唆することを試論的に試みた。 なお上記の研究成果は、(次頁に詳述するように)病気で入院を余儀なくされたこと、及び計画の一部変更に逡巡したこともあって2月末に脱稿した関係で、6月刊行の『岡山大学経済学会雑誌』第44巻第1号に掲載される予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
「9.研究実績の概要」で記したように、昨年3月に勃発した東日本大震災で「そもそも自治体とは何か」から考え直すことを余儀なくされると共に、過労から、「一過性脳虚血発作(脳梗塞)」で7月30日深夜緊急搬送され、約1カ月間入院した。その後も体調が不安定な中で何とか形にしたのが、「9.研究実績の概要」記載の論考である。研究の達成度については忸怩たるものがある。
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Strategy for Future Research Activity |
「9.研究実績の概要」で記したように、「自治体ありき」の前提で地域マネジメントを論じること自体に疑問が呈されなければならない状況下にあって、「ミクロ」(「自治体ありき」を前提とした議論)と「マイクロ」(自治体を"分解"した個人=住民レベルの議論)の両面から研究することが不可欠である。それぞれ、本研究の最終成果(単著の刊行)を意識して、全体構想を修正し各章の章建てを考えながら、優先順位をつけて実施してゆきたい。想定していた以上に時間がかかる可能性が高いが、中長期的には、『地域マーケティング論』の続編として必ず刊行したいと考えている。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)