樹状細胞表面分子による制御性T細胞機能調節機構の解明
Project/Area Number |
21590534
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
水井 理之 Osaka University, 微生物病研究所, 助教 (30423106)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | TIM-4 / 樹状細細胞 / 制御性T細胞 / 樹状細胞 / TIM-4欠損マウス |
Research Abstract |
本研究では、樹状細胞に発現するTIM-4の、制御性T細胞(Treg)機能制御における役割を明らかにすることを目的とする。Confocal microscopyを用いたmultiarea timelapse imagingでは、TIM-4発現抗原提示細胞は、GFP発現対照細胞に比し、Tregに強い親和性を有していることが分かった。1細胞に接着しているTreg細胞数を計数したところ、 controlでは1.73±1.66個/cellに対し、TIM-4発現細胞は4.73±3.80個/cell(p<0.0001)と、TregはTIM-4発現抗原提示細胞により多く接着しており、このことからTIM-4はTregとの親和性を上昇させ、免疫反応に影響を及ぼすことが示唆された。次に、TIM-4の細胞内の分布を検討するために、C末にGFPを融合させたTIM-4発現ベクターを作成し、樹状細胞に導入したところ、TIM-4は細胞表面に点状に存在していることが明らかとなったが、T細胞との相互作用では、TIM-4のシナプス方向へ集積は明らかではなかった。接触時間の観察は現状では非常に困難であり、今後の検討課題である。また、TIM-4欠損マウスを作成し、野生型との相違の検討を行っている。欠損マウスにおいて、リンパ節腫大や脾腫といった自己免疫性の変化や血液細胞分化には、これまでのところ、異常を認めていない。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)