自閉症の発症における関連因子ニューロリギン4の役割の研究
Project/Area Number |
21591538
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Psychiatric science
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Research Institution | Institute for Developmental Research, Aichi Human Service Center |
Principal Investigator |
正木 茂夫 Institute for Developmental Research, Aichi Human Service Center, 研究員 (10157175)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 英子 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 発生障害学部, 研究助手 (10393141)
中山 敦雄 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 発生障害学部, 部長 (50227964)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | ニューロリギン / 酵母ツーハイブリッド / AP-4 / シナプス / 自閉症 / トランスゴルジネットワーク / 免疫沈降法 / AUTS1 / トランスゴルジ / 遺伝子 |
Research Abstract |
ニューロリギン4とその周辺の因子が自閉症(ASDs, Autism Spectrum Disorders)に関与することが明らかにされている。本研究計画では、ニューロリギン分子種4に注目し「シナプス後膜直下でニューロリギン4がどのような因子と結合しているか」を明らかにして、自閉症発症のメカニズムの解明に近づく研究成果をめざしてきた。 酵母ツーハイブリッド法により、ヒト胎児脳発現ライブラリよりAP4M1、CADPS2、CNTN2、FMN2、FRMPD2の部分配列cDNAを持つプラスミドの生成物と、ニューロリギン4細胞内ドメインとの結合を確認した。これらのうち時間や人手の制約から、重点的にAP4M1について解析をおこなった。 (1) ニューロリギン4とAP4M1がコードするAP-4μ因子の結合は、それぞれの分子の全長を組み込んだ発現プラスミドを作成し、培養細胞で強制発現させたのち免疫沈降で沈澱にどちらの分子も含まれていることを確認した。 (2) 同様な強制発現系を用いて、免疫組織化学染色による分布観察を行なった。ニューロリギン4もAP-4μ因子も共に細胞質に発現して排他的存在様式を示さず、細胞内でも結合しうることを示した。 (3) 配列を部分欠失したプラスミドを作成しAP-4μ因子の結合部位を絞り込む試みを行った。全長453アミノ酸のうち1-244と372-453の部分を欠失してもニューロリギン4との結合活性は残っていたので、結合部位を245-371に絞り込んだ。 (4) ニューロリギン4細胞内ドメイン側には、知られているソート配列(例えばAP-2での“YXXΦ”のような)は見当たらなかったので、関与アミノ酸を検索するために変異を導入した発現プラスミドを作成した。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)