甲状腺癌発症の性差~アロマターゼ発現とエストロゲンとの関連
Project/Area Number |
21591658
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
General surgery
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
鯉淵 幸生 Gunma University, 医学部, 助教 (10323346)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀口 淳 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (70272242)
岩崎 俊晴 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (80375576)
鯉淵 典之 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80234681)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2009: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 甲状腺ホルモン / オーファン受容体 / アロマターゼ / 甲状腺癌 / 相互作用 |
Research Abstract |
【平成21年度】 本研究は甲状腺癌の性差を解析するため開始されたが、代表研究者の転出に伴い終了となる。 1:培養細胞を用いてROR,TRの発現の有無によるTR及びROR応答配列を含むレポーターを用いて転写活性を比較した。また、この系にアンドロゲン受容体もしくはエストロゲン受容体(ER)及びそれぞれに対応するリガンドを加え解析したところ、ARでは活性化され、ERでは影響はなかった。さらに、アロマターゼの転写活性を調べるためマウスゲノムDNAからコンストラクトを作成する過程である。 2:共同研究者により同定されたBrain-derived Repressive Molecule(B-ReM)の転写への影響を解析したところ、リガンドの有無によらず転写は抑制された。 3.ROR-ROR応答配列の結合を共同研究者により樹立されたin vitro蛋白-DNA結合アッセイであるLiquid Chemiluminescent DNA Pull down Assayを用いて解析したところ、リガンドに関係なく結合していた。 4:近年ヒト体内に残留し発癌性があることが危惧されている環境化学物質に臭化物化合物があるが、このうちpolubrominated diphenyether(PBDE)及びhexabromocyclododecane(HBCD)について転写への影響を解析したところ、10^<-10>Mという低濃度で転写を抑制することが分かった。これらの転写はTRとTR応答配列の部分的解離であることがLiquid Chemiluminescent DNA Pull down Assayを用いて会かった。また、ERに対して活性化作用があることが報告されている4-nonyl phenol(4-NP)によるTRを介する転写への影響を解析したところ、TR系においても転写が活性化することが分かった。
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Report
(1 results)
Research Products
(22 results)