Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2009: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Research Abstract |
<酸蝕症の実態把握と生活習慣との関連性の検討>宮城県北部の某小学校児童(1-6学年)を対象に調査を行った。質問表の未記入を除いた有効回答者数は168名であった。そのうち、Tooth Wear調査(Basic Erosive Wear Examination(BEWE,2008)該当者(以下BEWE者)は4名(2.4%、平均年齢7.8歳)であった。Tooth WearはBEWE者の乳臼歯部に認められたが、前歯部には認められなかった。Wearの程度は評価(0-3の4段階)2以上であり、それは明らかな欠損が認められ且つ欠損が硬組織表面の50%以下という状態であった。炭酸飲料摂取に関する質問で、週に3,4回以上飲むと答えた割合は全体では20%であったが、BEWE者は75%(4名中3名)と高く、炭酸飲料摂取とTooth Wearは関連がうかがえた。さらにその3名のうちの2名は(a)歯が以前よりも黄色くなっていると思いますか?という問いにはいと回答し、さらにそのうちの1名は、(b)歯の表面がつるつるに磨かれたように見えるときがありますか?という問いにもはいと回答していた。全体の調査結果で、それぞれの質問にはいと回答したのは(a)40%(b)22%であった。その他の質問項目で、ふだん、力を入れて強く歯を磨いていますか?吐いたりもどしたりしやすいですか?などを挙げたが、BEWEとの関連は認められなかった。小児歯科において乳歯の歯質減少は観察されやすい現象であるが、今回の調査結果は、過度の乳歯Tooth Wearは炭酸飲料の頻回摂取も原因の一つであるという可能性を示唆するものであった。今回の調査ではサンプル数が少なく、BEWE者も少なかった。よって酸蝕症と生活習慣の関連性を明確にするためには、さらにサンプル数を増やす必要がある。
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