衝撃的出来事後の精神科看護チームへのサポートプログラム開発に関する研究
Project/Area Number |
21592890
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Community health/Gerontological nurisng
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
谷本 桂 Shinshu University, 医学部, 助教 (00402107)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下里 誠二 信州大学, 医学部, 准教授 (10467194)
戸田 由美子 高知大学, 医学部, 准教授 (60325339)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2011: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2010: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2009: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 衝撃的出来事 / 精神科看護チーム / サポートプログラム |
Research Abstract |
【目的・方法】精神科医療施設での衝撃的な出来事後の看護チームへの支援プログラムを開発するための第2段階の調査として、衝撃的出来事後の対応策および支援の認識に関する聞き取り調査を平成22年8月~12月の期間に行った。まずは、本調査に協力意向を示した精神科医療施設に研究趣旨を説明し、衝撃的出来事を体験しており、かつ、体験を語っても問題が生じない看護師およびその時の直属の上司を募った。その後、半年~3年前に衝撃的出来事に遭遇した看護師とその時の直属の上司を1組として10組20名を対象として、それぞれ個別に1時間程度の半構成的聞き取り調査を実施した。聞き取り内容は対象者の了承を得て録音し、その後、逐語録におこした。おこした逐語録からそれぞれが認識している衝撃的出来事の内容およびその後の対応、それに対する思いなどについて内容を取り出した。現在はその内容の分類・整理を行っている途中である。倫理的配慮として、調査は対象者の都合の良い日時に対象者の勤務する施設の個室を借りて行い、研究趣旨および途中で参加を取りやめても支障がないことを説明した上で同意書に署名していただいてから聞き取りを開始した。個人が特定される内容は匿名化して逐語録を作成し、録音内容は逐語録におこした後に消去した。逐語録は研究者以外が見ることができないように鍵のかかる場所に保管した。なお、本研究は信州大学医学部倫理委員会の審査を経て医学部長の承認を得て行っている。【衝撃的出来事および対象者の概要】衝撃的出来事の内容は、患者の縊死(4件)、患者の自殺未遂(1件)、患者の攻撃的行動(4件)、患者の突然死(1件)であった。実際に出来事に遭遇した看護師は年齢20歳代~60歳代の男性2名、女性8名で、精神科看護師歴は1~40年であった。また、その直属の上司は年齢30歳代~50歳代の男性6名、女性4名で、精神科看護師歴は8~29年、管理職歴は2~10年であった。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)