Project/Area Number |
21650024
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Media informatics/Database
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
鏡 慎吾 東北大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (90361542)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | バーチャルリアリティ / スマートセンサ情報システム / 画像,文章,音声等認識 |
Research Abstract |
本研究は,近年盛んになっている拡張現実感研究の新たなアプローチとして,時間領域で操作された映像を実映像に重畳表示する時間領域拡張現実感を提案することを目的とする.具体的には,高速度カメラ等により得られる肉眼では見ることのできない高時間分解能の視覚情報を,ユーザが知覚できるように時間スケールを変換しつつ,かつリアルタイムにユーザに提示するための技術の開発を行い,またその有用性を評価することを目的とする.平成22年度は,運動検出・情報提示アルゴリズムの改良を進め,リアルタイムに動作するデモンストレーションシステムの構築を行なうとともに,人間の作業支援へ時間領域拡張現実感システムを適用した場合の有効性について評価を行った. デモンストレーションシステムは,IEEE1394bカメラによって得られた320fpsの映像をリアルタイムに処理するものであり,通常はカメラで得られた映像をそのまま表示しているのに対し,高速に運動する物体が検出されたときのみ,その箇所を即座にスローモーション表示することを可能とした.人間の作業支援への適用と評価については,作業の例としてエアホッケーゲームを取り上げ,高速度カメラによって検出・予測されたパックの到達位置を視覚的に提示することにより,ゲームの成績が向上することが確認できた.この際,ゲームの目的遂行のために要求されるタスクの質が変化することが,ゲーム成績向上に貢献していることを示唆する結果を得た.
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)