モバイル複合現実環境でのロボットを用いたストーリテリング手法による英語学習支援
Project/Area Number |
21650219
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
杉本 雅則 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (90280560)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 学習支援 / モバイル / 複合現実環境 / ロボット / ストーリテリング |
Research Abstract |
本研究では、英語学習を念頭に、携帯端末とロボットを用いたストーリテリングシステムを構築し、学習者の動機付けや、学習活動へのengagementを高める新しい学習支援手法を工学的な観点から追求すること目標としてきた。より具体的には、「ロボット」、「モバイル」、「複合現実感」のすべての手法を統合した新しい学習支援環境を構築し、学校教育の現場でその評価を行うことを目的とした。本年度は昨年度に引き続き、まずはシステムの改良を進めた。特に、複合現実環境での複数の学習者による協調的な学習をスムーズに行えるようにするため、提案システムの安定性や信頼性、使用感の向上のための作業を行った。次に、提案システムの機能拡張を試みた。具体的には、イベント定義モジュールの導入を進めた。ロボット同士あるいはロボットと実世界に配置されるオブジェクトとの位置的関係(たとえば衝突)によって発火するロボットの振舞いを、イベントとして簡単に定義できるモジュールをストーリ作成機能に組み込むことを試みた。これにより、学習者が容易に多様なストーリ表現を行えるようになる。さらに、提案システムの改良、拡張に基づいて、評価実験に向けての具体的な検討を実験協力校と議論しつつ進めた。現在、授業との連携を念頭において、システム利用と統合した独自のカリキュラム設計を行っているところである。また、これまでの研究成果をまとめて論文誌に投稿した。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)