Project/Area Number |
21653103
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Education on school subjects and activities
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
宇田 廣文 宮崎大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50040994)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | エビデンス / 比較調査 / 資料の活用 / 研究計画 / 比較可能性 / 比較研究 / 研究デザイン |
Research Abstract |
今後の数学教育の方向性を考えるためには,現在の教育方法の評価をしっかり行うことが重要である。そのために,本研究では「根拠となるエビデンス」を生成するために必要な研究デザインに関して,数学教育における特徴や課題を検証し,今後の調査研究を進める際の具体的な方法論を確立することを目的としている。昨年度に行った数学教育論文のサーベイの結果から,現在の数学教育研究は理論的な研究が多く,実態を把握したり比較試験を実施したりしている研究が少ないことが明らかになった。 この点を考慮して,本年度は,次の2つの研究を行った。 その一つは,比較研究の方法について検討することである。海外の状況等も調査を行い,数学教育において,「比較研究」を取り入れることの必要性と実際に比較試験を行う際の問題点等を検討した。これらの結果については,日本数学教育学会論文発表会で報告を行った。 もう一つの点は,実際に比較をとりいれた調査を実施することで,比較試験を実施する際の問題点とその解決法を探ることにあった。そこで,実践例として,中学校の「資料の活用領域」の1年生の内容を学習していない平成22年度の3年生と,学習した平成23年度の3年生を比較する調査について検討した。その際に,比較可能性を担保するために,調査の形式をできるだけ合わせて,バイアスが生じないような工夫を行った。この研究はまだ1年目の調査結果しか出ていないが,平成23年度も継続的に実施していく予定である。調査方法の検討の結果や1年目の調査結果については,九州数学教育学会で発表を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)