Project/Area Number |
21654063
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Solid earth and planetary physics
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
米田 明 岡山大学, 地球物質科学研究センター, 准教授 (10262841)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 了 (渡邉 了) 富山大学, 理学部, 准教授 (30262497)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2009: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 固体液体共存系 / スローウェーブ / 有限要素法 / 粒子法 / レーザードプッラー振動計 / コネクティビティ / 多孔質体 / 弾性波速度 / 固体液体混成系 / ビオスローウェーブ / 複合弾性 / レーザードップラー計測 |
Research Abstract |
実験では岡山大学において、ガラスビーズを半焼結した多孔質体試料を作成し水中における伝播実験を実施した。本測定はレーザードップラー計での測定の予備実験と位置づけられるものであるが、本測定においては先行研究におけるBiot Slow Waveに該当するファーズは確認できなかった。レーザードップラー計での測定のためのX-Y駆動システムのハード・ソフト開発を行ったが本年度中に完成に至らず、レーザードップラー振動計による多孔質体を通過する波の振動形態を実測する実験は実施できなかった。理論面では、予備解析で行ったタンク-パイプモデルを実際の多孔質岩石系での適用を目指して、有限要素法ではなく粒子法という新しい手法を取り入れることを試みた.粒子法はメッシュを必要としない手法であり本現象のモデリングに適しているが、新しい手法であるため計算コードを自主開発する必要があり、固体液体連成系の解析を実施するまでには至らなかった。 一方、富山大学においては、封圧,間隙流体圧を独立に制御しながら,含水多孔質媒質の弾性波速度,電気伝導度を測定できるシステムを開発した。多孔質媒質の弾性的性質と液相輸送特性とを同時に測定できるシステムであり,封圧依存性から空隙の形状についての情報も得ることができる.Biot Slow Waveの作業媒質の物性を謂べる上で強力なツールとなるものである。有効封圧の変化に対して,弾性波速度と電気伝導度がそれぞれ特徴的な応答を示す興味漂い結果が得られている
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