Project/Area Number |
21655040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Polymer chemistry
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
英 謙二 信州大学, 総合工学系研究科, 教授 (60126696)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2010: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 透過型電子顕微鏡 / 染色法 / ポリシロキサン / 分子集合体 / 超分子化合物 / ゲル化剤 / 超分子 |
Research Abstract |
1) TEM観察の対象となる会合体として、申請者が長年研究してきた多数のゲル化剤を使った。官能基の異なるポリシロキサンを使用し、様々な溶媒中で染色を行った。これら試料のTEM観察を行い、染色効果の違いを比較し、最適なポリシロキサンと溶媒の組み合わせについて検討した。また分子量や構造の異なるポリシロキサンによって染色を行い、これら試料のTEM観察を行った。そして分子量、構造の違いによる染色効果の比較をした。その結果、ポリシロキサンとしては低分子量のものよりは比較的高分子量のものが適していることが判明した。また、官能基については重合性のポリシロキサンが適していることが分かった。一般に、水を溶媒とする分子集合体の染色ではコントラストが良くなかったが、有機溶媒中で形成されるゲル化剤の分子集合体は明確なコントラストが得られた。 2) 重合官能基を有する被染色体やケイ素化合物を用いたサンプルの光重合による染色では、重合官能基を有する被染色体やケイ素化合物を用いて、サンプルを調製し、これを光重合した。この重合体のTEM観察を行い染色効果の違いや形態変化について検討した。また試料を重合することでケイ棄化合物との共重合体を形威し、これによって電子線による試料の溶解を防ぐことが可能であると考えられ、この効果についてもTEMによって評価した。
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