病原性および毒素産生に関する菌類-内生バクテリア間相互作用の解明
Project/Area Number |
21658016
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Plant pathology
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
成澤 才彦 茨城大学, 農学部, 准教授 (90431650)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 寛行 茨城大学, 農学部, 教授 (80168947)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 根部エンドファイト / 植物病原菌 / 内生バクテリア / 病原性 |
Research Abstract |
内生バクテリアの病原性などに対する影響の評価 選抜されたエンドファイトVeronaeopsis simplex,Y34 and IBA K45を供試し、内生するバクテリアの役割の解明を試みた。ハクサイを宿主としてFusarium属菌による病害に対する効果を検討したところ、西南地域(屋久島)から初めて分離されたY34のみに土壌病害抑制効果があることが明らかとなった。このV.simplex2菌株には、同菌体内に多数のバクテリア様構造物が観察された。バクテリア特異的プライマーによりPCR増幅されたことによって内生バクテリアの存在が確認されたが、複数種であることが示唆され、種構成も異なっていた。そこで、この2菌株を抗生物質処理したところ、その病害抑制効果は、Y34には変化が無かったが、元々防除効果を示さなかったIBAK45には認められるようになり、その種構成もY34に類似していた。 また、植物病害防除に効果を示すエンドファイト3種Heteroconium chaetospira,Meliniomyces variabilis,V.simplexの中で内生バクテリアの存在が確認出来ているV.simplexだけが37℃の高温条件でも生育可能であることが明らかとなった。さらに、V.simplexは、微好気条件下においての生育が確認された。 以上より、バクテリアの特徴である高温生育や嫌気的生育などの諸形質は、糸状菌内生バクテリアがコントロールしていることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)
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[Journal Article] Detection of Betaproteobacteria inside the Mycelium of the Fungus Mortierella elongata Soil Isolates.2010
Author(s)
Sato, Y., Narisawa, K.Tsuruta, K., Umezu, M., Nishizawa, T.Tanaka, K., Uamaguchi, K., Komatsuzaki, M., H.Ohta
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Journal Title
Microbes and Environments
Volume: 25
Pages: 1321-324
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Peer Reviewed
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