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青枯病菌のタイプIII分泌系を制御する化学因子の解明

Research Project

Project/Area Number 21658044
Research Category

Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Bioproduction chemistry/Bioorganic chemistry
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

林 英雄  大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (30128772)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 甲斐 建次  大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 助教 (40508404)
Project Period (FY) 2009 – 2010
Project Status Completed (Fiscal Year 2010)
Budget Amount *help
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Keywordsクオラムセンシング / 青枯病菌 / タイプIII分泌系 / シグナル伝達 / Hrpレギュロン
Research Abstract

前年度にHrp系の正の制御因子として一つの脂肪酸を単離した。しかし、その合成標品を用いてHrp系の遺伝子発現を調べたところ、高濃度でわずかに活性が認められる程度であった。そこで、青枯病菌培養液から制御因子を再度精製することを試みたものの、前年度と同様、精製途中で大幅に活性が減少し、単離した脂肪酸以外に活性物質が存在するのか否かを明確にすることができなかった。近年、脂肪酸型のクオラムセンシング(QS)シグナル物質が相次いで単離・同定されている。そこで、種々の脂肪酸のHrp系遺伝子の発現に与える影響を調べたところ、発現を抑制する脂肪酸をいくつか見出すことができた。現在、脂肪酸型QSシグナル物質を検出できるアッセイ系で別の因子が見出されるか否かの検討を進めている。並行して、植物由来のHrp系の正の制御因子についての研究も進めた。前年度にあるアミノ酸が本物質の候補として見出されていたので、その解析を継続して行った。アミノ酸は確かにHrp系の遺伝子発現を活性化したものの、菌の生育自体も同時に促進した。そのため、遺伝子発現の活性化が生育促進の結果である可能性を否定することができず、より詳細な検討が必要であることが分かった。現在のところ、細胞外多糖の生産が促進されていることは確認できている。植物由来の成分によって別の代謝系が活性化し、その産物がHrp系の制御に係わっている可能性も考えられたので、その確認も行った。しかし、この場合も同じくあるアミノ酸が活性物質として単離された。やはり、このアミノ酸が何らかの役割を担っている可能性が強く示唆された。

Report

(2 results)
  • 2010 Annual Research Report
  • 2009 Annual Research Report

URL: 

Published: 2009-04-01   Modified: 2016-04-21  

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