妊娠母体の栄養環境からみた小児高次機能発達障害の研究
Project/Area Number |
21659168
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
福岡 秀興 早稲田大学, 総合研究機構, 教授 (80111540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂爪 一幸 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (10202087)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2009: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 低出生体重児 / 成人病胎児期発症説 / 発達障害児 / 母体栄養 / 低葉酸血症 / 低ビタミンD血症 / 高ホモシステイン血症 / ケトーシス / 生活慣病胎児期発症説 |
Research Abstract |
対象者198名のうち、転居先不明者に対して旧住所の市役所の協力を得てその転居先への調査依頼を繰り返した。5回まで転居していた方もあり、確認の困難な例が63名にまで達した。その結果135名のうちアンケート参加者130名(65.7%)、不参加者5名で調査を行った。対象児の平均年齢は4歳であった。なお精神身体発達アンケートに用いたKIDSは、運動・操作・言語の理解と表現・対子ども及び対成人社会性・しつけの発達をみるものである。妊娠中の栄養調査では、末期にケトーシス例が約30%、ビタミンDの不足例がやはり多く(Vit D deficiency:<25.9nmol/L約20%、Vit D insuffciency<50nmol/L約65%)、低葉酸血症、特に血漿2.0ng/ml以下の極めて重度の低値例が33%存在し、同時に高ホモシステイン血症を呈する妊婦例も多かった。低出生体重児の頻度は10%であった。分析では、運動発達・社会性は、妊娠中の栄養、出生体重との明らかな関連は見いだせなかった。しかし言語の理解及び表現にその関連性が見られた。低出生体重児群でやや遅滞が見られた。葉酸及びケトーシスについてみると、初期よりも末期の低葉酸血症群で、高値群に比べ言語の表現能力に遅滞が認められた(p<0.05)。またホモシステインについては、高値群で言語表現能力に低値群に比べ遅延が認められた(p<0.05)。ビタミンD濃度と、これら発達に相関性を見出さなかった。対象人数が65.7%と低いために、明確な結論を導き出せないが、ケトーシス、低葉酸血症、高ホモシステイン血症で精神発達遅延の可能性が高い事が示唆された。妊婦の栄養管理は、食事アンケート・体重増加等で詳細に行い、低栄養にある場合は早期の介入を行うべきであるといえる。今後症例数を増やして、検討する必要がある。
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Report
(2 results)
Research Products
(63 results)
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[Journal Article] Executive function on the 16-day of bed rest in young healthy men.2009
Author(s)
Y Ishizaki, Fukuoka H, Tanaka H, Ishizaki T, Fujii Y, Hattori-Uchida Y, Nakamura Y, Ohkawa K, Kobayashi H, Taniuchi S, Kaneko K.
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Journal Title
Acta Astronautica
Volume: 64
Pages: 864-8
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