先端的メディア技術を用いた情報環境適正化による新しい統合医療の開発
Project/Area Number |
21659183
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General internal medicine (including Psychosomatic medicine)
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Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Principal Investigator |
本田 学 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所疾病研究第七部, 部長 (40321608)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 脳・神経 / 脳神経疾患 / イメージング |
Research Abstract |
人間の可聴周波数上限の20kHzをこえ、非定常なゆらぎ構造をもつ超高周波成分を豊富に含む音--ハイパーソニック・サウンドが脳幹を含む脳深部を活性化して精神症状の改善を図る〈音響療法〉について、刺激呈示プロトコルの探索的検討のために、外来患者4名(うつ病1名、双極性障害1名、気分変調症1名、統合失調症1名)を対象として音響療法を実施し、その効果と安全性をさまざまな心理尺度を用いて評価した。可聴域上限を大きく上回る超高周波成分を含む音源を高忠実度で再生するために、100kHzまでほぼ平坦な再生特性をもつ音響呈示システムを構築した。平均パワースペクトルが100kHzをこえる超高周波成分を含む自然環境音を、約3mの距離をおいて配置した左右のスピーカから被験者に20分間呈示し、その前後でSTAIをもちいて状態不安を評価した。加えて、長期的な効果をCES-DあるいはPANSSを用いて評価した。セッションは概ね2週間に1回程度実施した。まだ探索的検討段階であるため統計的な評価はできないが、これまでに実施した4例全例において、音響療法実施前後で状態不安の程度が軽減した(4名の平均STAIスコア:セッション前33.6→セッション後28.6)。これまでに合計26回のセッションを実施したうつ病患者の症例では、うつ病(抑うつ状態)評価尺度CES-Dのスコアが、検査開始時の40から17へと改善している。また合計21回のセッションを実施した統合失調症の症例について、PANSSを用いた評価では、セッション開始時と比較して総評点が顕著に低減し(58→42)、陽性症状、陰性症状、総合精神病理のいずれもが改善した。少なくとも、音響療法の実施により、症状の増悪などネガティブな影響は見られていない。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)