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前立腺癌におけるニッチ細胞の同定および癌幹細胞支持機構の解明

Research Project

Project/Area Number 21659373
Research Category

Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Urology
Research InstitutionResearch Institute, Osaka Medical Center for Cancer and Cardiovascular Disaeses (2010)
Osaka University (2009)

Principal Investigator

中山 雅志  地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立成人病センター(研究所), 泌尿器科, 医長 (40379178)

Project Period (FY) 2009 – 2010
Project Status Completed (Fiscal Year 2010)
Budget Amount *help
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords前立腺癌 / 癌幹細胞 / ニッチ
Research Abstract

本研究の目的は、前立癌におけるニッチ細胞の同定およびニッチ細胞による前立腺癌幹細胞の支持機構を解明し、アンドロゲン不応性との関連を検討することである。
前年度の研究結果より、アンドロゲン感受性ヒト前立腺癌細胞株であるLNCaP細胞より癌幹細胞に近い細胞であると思われるside population(SP)細胞を分離し、血管内皮細胞が前立腺癌幹細胞のニッチ細胞である可能性があること判明した。
本年度は、まず前年度のアンドロゲン除去療法施行後に摘出された前立腺標本を用いた免疫組織染色による検討をさらに詳細に行った。治療後に残存する前立腺癌の近傍にCD31陽性血管内皮細胞の密度が高いことがわかったが、血管内皮細胞と前立腺癌の直接的な関連を示す結果を得ることはできなかった。
また、LNCaPのSP細胞を用いたマウスのxenograftモデルの作成を行った。しかし、様々な条件設定にもかかわらず当該研究期間中にマウスのxenograftモデルを作成することはできなかった。血管内皮細胞が前立腺癌幹細胞のニッチ細胞である可能性を証明するためには、SP細胞を用いたマウスxenograftモデルの作成は不可欠であると考え、今後も作成を試みていく予定である。
骨転移巣におけるニッチ細胞による前立腺癌幹細胞の支持機構を解明する目的で、マウスの骨髄細胞がLNCaPのSP細胞に及ぼす影響を検討した。マウスの骨髄細胞との共培養することにより、LNCaPのSP細胞の割合が増加した。また。骨髄細胞中におけるCXCL12またはLNCaP細胞におけるCXCR4の発現を抑制することにより、LNCaPのSP細胞の割合が減少することがわかった。今後更にCXCL12およびCXCR4が前立腺癌の骨転移に及ぼす影響に関して研究を進める予定である。

Report

(2 results)
  • 2010 Annual Research Report
  • 2009 Annual Research Report

URL: 

Published: 2009-04-01   Modified: 2016-04-21  

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