Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
本研究は我々が独自で開発した内視鏡手術技術評価装置Hiroshima University Endoscopic Surgical Assessment Device (HUESAD)に改良を加え、新型HUESADを作製し、外科学の教育・評価システムの改革が必要とされている本邦において内視鏡外科手術トレーニングに対する真の評価システムを構築するものである。改良型HUESADを使って内視鏡外科医の技術レベルを段階的に評価するシステムを構築するだけでなく、シミュレーションボックスやvirtual realityなどで訓練した学生・研究医のトレーニング熟達度を客観的に評価する。本年度はまず、改良型HUESADの開発を行った。旧型HUESADは内視鏡外科手術鉗子の先端の軌道を正確に評価できる装置であり、これまでに内視鏡外科手術経験豊富なエキスパートの鉗子の先端の動きが未経験者のグループに比べて迅速性と正確性に関して優位であったことを示した。現在、改良型HUESADが旧型HUESADを超えて内視鏡外科手術の技術レベルを様々な技術レベル有したグループに分けて段階的に評価できるかどうかを検討中である。そのような段階的な評価が可能であれば、今後は改良型HUESADを使って医学生や研修医の内視鏡外科手術のトレーニングの熟達度を評価することも可能となる。その準備段階として本年度はvirtual realityなどを使ってトレーニングした医学生のトレーニング熟達度をHUESADにより評価する研究を行った。その結果は現在Minimally Invasive therapy and Allied Technologiesに論文投稿中(Virtual reality training followed by box training effectively improves the laparoscopic skills of novice surgeons)である。またでシミュレーションボックスを使って訓練した学生のトレーニング熟達度とHUESADの関連性に関する研究を行った。その結果もSurgical endoscopyに投稿中(Improvement of Initial Training Efficiency for the Acquisition of Endoscopic Surgical Skills Using Box Trainers : A Randomized Control Studv)である。
All 2009
All Presentation (2 results)