UPLC/MSを用いた自然毒の迅速・高感度一斉分析および新規毒物の検索
Project/Area Number |
21790606
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Legal medicine
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
金子 理奈 Nagoya University, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70367697)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | UPLC/MS/MS / 迅速・高感度検出 / アマニチン / 向精神薬 / 毛髪・爪試料 / UPLC / MS / アコニチンアルカロイド / パリトキシン / 毛髪・爪 |
Research Abstract |
22年度は初年度に引き続きUPLC/MS/MSシステムを用いて、種々の毒物について、迅速・高感度検出及び定量法の開発を行った。我々は既にセミミクロLC/MSについて、体液中に含まれるアコニチンアルカロイド及びアマニチン類の分析法を確立しているが、感度や分析に要する時間は必ずしも満足のいくものではなかった。前述した毒物標準品のうちで特に分離が困難なアマニチンを用い、UPLCによる分離(分離カラムの選択、分離溶媒と分離勾配プログラムの検討)条件、質量分析装置のイオン化条件(スプレー電圧、イオン化モード)等について最適化を試みた。その結果、従来30分を要した分析時間を5分以内に短縮することができ、現在までに血清及び尿で検出限界濃度5ng/mLと、セミミクロLC/MSと同等の感度も得られている。ただ、試料間でのイオン強度のばらつきがやや大きいことが課題であるため、現在は特にイオン化効率への影響が大きい尿試料の精製法及び分析条件の最適化を行うことと、適当な内部標準物質の検索に重点をおいている。 また我々は、向精神薬類の一斉分析法の開発も併せて行っている。これらの薬物の迅速分析は法医鑑定実務上非常に重要な位置を占めている。現在までに約50種類の薬物を4分以内という短時間に一斉同定することが可能である。また、検出限界濃度も概ね100pg/mL以下を達成している。また、体液のみならず毛髪や爪からの薬物検出も行い、ベンゾジアゼピン系向精神薬25種類の分析において50pg/mg程度の感度を得られるなど、良好な結果を得ている。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)