RNAアプタマーを用いた白血病細胞特異的ドラッグデリバリーシステムの開発
Project/Area Number |
21790915
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
植田 康敬 Osaka University, 医学部附属病院, その他 (30533848)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 急性骨髄性白血病 / 葉酸受容体 / 白血病幹細胞 / RNAアプタマー / SELEX |
Research Abstract |
急性骨髄性白血病を含む多くのガンで特異的に発現するとされている、葉酸レセプターであるFR-βをターゲットに、si-RNAなどを腫瘍細胞特異的にデリバリーするシステムの構築を目指し、FR-βに対するアプタマーの開発を継続して行っている。CELL SELEXを行うために、まずFR-βを発現した細胞の調整を試みた。これまでFR-β、Flag-tagged FR-βを遺伝子導入したCHO cellにおいて、mRNAレベルでの発現は確認できたものの、市販の抗体を用いてのウェスタンブロッティングではタンパクレベルの発現は確認できなかった。この細胞を用いてCELL SELEXを6サイクル行ったが、目的とするアプタマーの濃縮は認められなかった。そこで本年は、KG-1、K562細胞にも同様に遺伝子を導入し、遺伝子レベルでの発現を確認した上で、いずれの導入した細胞でも別の市販抗体も使用しウェスタンブロッティングを行ったが、やはりタンパクレベルでのFR-β発現は確認できなかった。抗Flag抗体にてタンパクレベルでの発現は確認できたので、これらの細胞を用いて同様にCELL SELEXを行ったが、目的とするアプタマーの濃縮は得られなかった。今後も適切な抗FR-β抗体を検索する予定である。また細胞を用いたCELL SELEXではなく、標的のタンパクを直接使用するSELEXを行うため、CHO cellにFlag-tagged FR-βを導入し、カラムを用いてタンパクの抽出を行った。今後このタンパクの品質を確認し、SELEXを行う予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)