Project/Area Number |
21H00464
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 01010:Philosophy and ethics-related
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
宮園 健吾 北海道大学, 文学研究院, 准教授 (20780266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ディーツ リチャード 東京大学, 大学総合教育研究センター, 特任講師 (10625651)
オデイ ジョン 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (50534377)
FRISCHHUT Akiko 上智大学, 国際教養学部, 助教 (50781853)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥16,900,000 (Direct Cost: ¥13,000,000、Indirect Cost: ¥3,900,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
Fiscal Year 2021: ¥5,980,000 (Direct Cost: ¥4,600,000、Indirect Cost: ¥1,380,000)
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Keywords | 経験 / 知覚 / 意識 / 主観性 / 想像 / 記憶 / 正当化 / 認識的パターナリズム / 心理学の哲学 / 視覚経験 / 共感 / 盲視 |
Outline of Research at the Start |
研究は、経験(とりわけ知覚的経験)が必然的に持つ特徴についての哲学的研究である。経験が偶然的にではなく必然的に持つ特徴というものは存在するだろうか。経験の偶然的な特徴と必然的な特徴を、どのようにして区別することができるだろうか。本研究は、(1)経験の必然的特徴についての先進的な研究プロジェクトを立ち上げ、その研究成果を英米のジャーナルや書籍にてアウトプットすることを目的とする。加えて、(2)経験の諸特徴について多様な観点からアプローチする研究拠点を形成すべく、心の哲学、言語哲学、形而上学等の専門家による研究チームを形成し、それぞれの専門分野の強みを生かして、経験の諸相を探求する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度の研究成果として、想像と記憶の認識論について論文"On the putative epistemic generativity of memory and imagination"が論文集Philosophical Perspectives on Memory and Imagination (Routledge)の一部として出版されたほか、認識的パターナリズムについての論文"Epistemic libertarian paternalism"がErkenntnisに掲載されるなどの成果があった。また、宮園の著書であるDelusions and Beliefs: An Introduction (Routledge, 2018)についてのBook SymposiumがAsian Journal of Philosophyにて行われ、宮園も寄稿した。また、2022年度中には出版されなかったため以下の業績リストには記載しないが、想像と記憶の認識論についての論文"Imagination as a generative source of justification"がNousにアクセプトされるなどの成果があった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルスの影響で、出張や招聘を伴う活動はかなり制限されたが、その中でも、「研究実績の概要」で述べた研究成果を上げることができた他、チーム全体として(オンラインを含め)11件の国際学会・研究会での発表を行い、また(オンラインを含め)11件の国際研究集会をオーガナイズするなどの研究活動を行なった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は最終年度であり、これまでの研究成果をまとめる作業に入る。これまでメンバー同士がそれぞれ独立に研究を進めることが多かったが、最終年度はメンバー同士の共同研究の機会を積極的に作りたい。
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