ベトナム出身労働移民との共生を見据えたベトナム語教育に関する研究
Project/Area Number |
21H00544
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
清水 政明 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 教授 (10314262)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柿木 重宜 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (00321050)
近藤 美佳 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 講師 (20875091)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥10,530,000 (Direct Cost: ¥8,100,000、Indirect Cost: ¥2,430,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | ベトナム語教育 / ベトナム出身労働移民 / 国際ベトナム語能力試験 / 初級準備段階 |
Outline of Research at the Start |
本研究課題は、国際ベトナム語能力試験(International Vietnamese Proficiency Test)が依拠する国際評価基準(iVPT基準)を基礎に据えつつ、日本で急激に増加するベトナム出身の自律的労働移民との共生を見据えた、日本語母語話者に相応しい入門から初級レベルのベトナム語習得を支援する手法を構築するための基礎的研究を行う。日常的な社会生活レベルの言語知識を「初級準備段階」のレベルと位置づけ、そこからより高度なiVPT基準の言語知識に難なく繋げてゆくための方策を提案することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
昨年度着手したベトナム語の日常会話表現(挨拶文など)、名詞述語文、動詞述語文の肯定・否定・疑問文の形を、ベトナム語の待遇表現に大きく関わる人称代名詞に留意しつつ、難なく習得できる教材、漢字系文字を利用したベトナム語語彙の習得支援、また人称代名詞の効果的な学習に関して引き続き検討し、その成果の一つとしてNHKラジオ講座「仕事とくらしのベトナム語」を担当した。また、昨年度に引き続き、国際ベトナム語能力試験(iVPT)の開催に関わりつつ、その過去3年間の結果を分析することにより、初級準備段階に相応しい教示内容の確認を行った。 ラジオ講座の骨組みとなるシラバスでは、名詞述語文、動詞述語文、一般疑問文、コピュラ文疑問文、日常生活で用いる慣用表現をベースに、挨拶表現(朝・昼・夜・別れの挨拶、名前・出身の言い方、安否確認)、命令・禁止の表現、事物の状態を問う疑問文、事物の状態を述べる文、感情を表現する文という構成の教材を作成した。発音に関しては、ローマ字を見てある程度予測できる音については敢えて説明を加えず、日本語のローマ字表記から類推できない有気・無気閉鎖音などの説明にとどめた。また声調に関しては、高平・上昇・低の3つのピッチパターンの習得に努め、低調の声質の差異(特にhoiとnang/ngaの差)については学習が進んだ段階で徐々に区別を促すこととした。昨年度から検討を始めた語彙習得における漢字系文字の利用可能性については、学習者の学習条件により、文字を介さず音声のみでの習得を求める声があったため、ベトナム語の音と漢字の音読みが音声的に近いものに関しては、相当する漢字を示す程度に留めるのが効果的という結論に達した。至極当然といえば当然であるが、文字を必要とする学習者も一定数いることが予測されるので、多様な需要に対応するべく、その示し方等について今後も検討を続けたい。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(26 results)
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[Book] 漢字文化事典2023
Author(s)
日本漢字学会
Total Pages
648
Publisher
丸善出版
ISBN
9784621308356
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