Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
赤外線で明るい銀河は宇宙の大半の星々が生まれた場所として知られているが、どのようにして星形成が始まり、進化し、最終的には星の生成が止まるのか、まだ多くの謎が残る。赤外線銀河は大量のダスト(星間塵)に覆われているために、可視光線での観測では銀河中心まで見通せず、宇宙望遠鏡に頼らざるを得ない赤外線観測が必要となるために、これまでの観測が限られている。本研究では2021年10月末に打ち上げ予定のNASAジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使い、近傍宇宙にある赤外線銀河の初期観測を行い、これらの銀河が赤外線で明るい原因とその成因や性質を特定する。