機能性食品成分の腸管における標的分子の同定と腸内細菌叢への作用の解析
Project/Area Number |
21H02145
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 38050:Food sciences-related
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
井上 順 東京農業大学, 応用生物科学部, 教授 (70323962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鎌田 春彦 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 創薬デザイン研究センター, プロジェクトリーダー (00324509)
石神 健 東京農業大学, 生命科学部, 教授 (70292787)
國澤 純 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 ヘルス・メディカル微生物研究センター, センター長 (80376615)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥17,550,000 (Direct Cost: ¥13,500,000、Indirect Cost: ¥4,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2021: ¥7,410,000 (Direct Cost: ¥5,700,000、Indirect Cost: ¥1,710,000)
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Keywords | スルファラファン / 抗肥満 / SREBP / スルフォラファン / 食品成分受容体 / 脂質代謝 / 食品成分 / 腸管 / 標的因子 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、腸管での食品成分が作用する因子を同定し、機能性食品成分の作用様式を分子レベルで解明することを目指す。次に上記シグナルを「どのように全身へ伝えるのか」について検討する。生体の食品成分への応答機構の理解を深めることで、高機能性食品創出への基盤を形成すること、さらには食品成分の標的分子の新たな学術的仮説を検証・証明することが最終的な目標である。
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Outline of Annual Research Achievements |
様々な食品成分が生理作用を発揮することが広く知られているが、その直接の標的因子についてはほとんど明らかになっていない。本研究では、生理作用を有する機能性食品成分の直接の標的を分子レベルで解明することを目的としている。食品成分としては、これまでに申請者がその生理作用について明らかにしてきたスルフォラファン(SFN)およびキサントフモール(XN)を用いた。 結合タンパク質の同定を目的として、SFNビーズを作製した。ビーズ連結の位置決定のため、はじめに構造活性相関を検討し、スルホキシド基側(誘導化しても活性が消失しない)にビーズを連結したSFNビーズを作製した。 作製した食品成分ビーズと細胞抽出液をコンタクトさせ、結合タンパク質の同定を試みた。肝がん由来Huh-7細胞の抽出液を用いた解析では、SFNビーズに特異的に結合する複数の候補因子の同定に成功している。一方で、マウス腸管(上部と下部に分けた)由来の抽出液や腸管オルガノイド細胞を用いた場合には特異的な結合は検出されるものの、腸管特異的に発現するSFN結合因子の同定には至っていない。Huh-7細胞から同定したSFN結合因子について、SFNとの結合がその因子に及ぼす影響について解析した。その結果、SFNの結合は当該タンパク質の分解を促進することや、その機能を抑制することが示された。また、SFNと結合する領域について解析を行い、SFNがいくつかのリジン残基へ結合する可能性が示されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
キサントフモールについてはあまり進捗していないが、スルファラファンの結合因子に関する知見が多く得られた。
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Strategy for Future Research Activity |
スルファラファン結合因子に焦点を絞って研究を展開する。すでに複数の結合因子の同定に成功しており、来年度は個々の因子への影響について検討を進める。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)