Appetite regulation by olfaction and gustation in yellowtail
Project/Area Number |
21H02286
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 40040:Aquatic life science-related
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
深田 陽久 高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 教授 (10380304)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村下 幸司 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(南勢), 主任研究員 (60597649)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
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Keywords | ブリ / 嗅覚 / 味覚 / 食欲 / 摂餌刺激物質 / 飼料 / 食欲関連ホルモン / アミノ酸 / 嗅覚・味覚 / 摂餌 / 養殖 / 摂餌量 / 嗅覚・嗅覚 / 内分泌 / 養魚飼料 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,日本で最も養殖されているブリを対象として,① 摂餌行動と③ 2つの給餌試験の結果を②摂餌関連ホルモンの変化と照合しながら解析することで,ブリの一連の摂餌行動が誘起される過程と,摂餌が起きる仕組みを解き明かす。これらの試験では,はじめに魚粉の水溶性画分とブリの摂餌刺激物質によって引き起こされる「摂餌」を比較する。次に嗅覚と味覚の刺激の強いまたは弱いアミノ酸・旨味物質を用いて摂餌を解析する。これらの成果に基づき,摂餌のそれぞれの段階での摂餌関連ホルモンの応答,摂餌が誘起される仕組みを解明し,持続的な魚類養殖での課題となっている④ 摂餌性の低い飼料の摂餌量改善を達成する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は実験魚の匂い・味に対する応答が乏しく、行動解析の実施が困難であった。そのため、2種の魚粉(ペルー産アンチョビ・チリ産アジ)の水溶性画分を用いた摂餌・成長試験、脳視床下部の食欲関連ホルモン(agrp, npy)、幽門垂の消化促進ホルモン(cck1, cck2)・消化酵素の遺伝子発現量の測定を行った。魚粉・魚油を主体とした飼料(FM)、カゼインと藻類ミールを主体とした無魚粉・無魚油飼料(C)(摂餌刺激物質としてAla、Pro、IMPを含む)、このC飼料の摂餌刺激物質の代わりに魚粉(チリ産アジ、ペルー産アンチョビ)水溶性画分を添加した2飼料(C+HM、C+A)を準備した。遊離アミノ酸では、C飼料に対して他の3飼料のアラニンとプロリンの含量が少なかった。飼料の構成アミノ酸では、FM飼料を除く3飼料ではほとんど差が無かった。これらの飼料を給餌して開始時体重約9.5 gのブリを6週間飼育した結果、最終魚体重・飼料効率は、C+A区>C+HM区>FM区>C区であった。摂餌量はFM区で最も多く、他の試験区ではほぼ差が無かった。視床下部agrp1:摂餌後にC区を除いて減少する傾向が見られた。視床下部npy:摂餌後にFM区とC区で減少し、その他の試験区では増加した。消化管cck1とcck2: 摂餌後にC区を除いて増加した。消化酵素:トリプシンでは、摂餌後にC区を除いて増加した。リパーゼでは、全ての試験区で摂餌後に増加した。以上のことから、摂餌にはAgRP1とNPYが異なる経路で関与していると考えられた。また、摂餌刺激に関わるアラニンとプロリンにおいては適正量があると考えられること、魚粉の種類によっても成長が影響を受けることも分かった。さらに魚粉水溶性画分には魚粉と同様の消化促進作用があることが示唆された。摂餌量の増加については、嗜好性だけでなく飼料の消化も関わっていると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度の実験魚は嗅覚・味覚を介した応答が弱く、行動解析や食欲関連ホルモンの応答を観察することが困難であった。春種苗だけでなく、秋種苗においても同様であった。試験的に導入した別系統のブリ種苗を用いた際、良好な応答を確認できた。本年度は、これまで使用してきた種苗と新たな系統のブリ種苗の両方を十分に確保し、昨年度に実施予定であった内容を遂行する。 一方で、無魚粉・無魚油飼料の開発は魚粉の水溶性画分を用いる事で進んでいる。この飼料におけるアミノ酸・核酸関連物質等の含量も把握していることから、本年度のアミノ酸・核酸関連物質等を用いた行動解析と食欲関連ホルモンの応答を照らし合わせることで、最終年度のより良い飼料の開発に繋げることができると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
実験パートに進行のズレが生じてしまっている。本年度はそのズレを修正することで、申請書の計画を達成できるようにする。
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)