Project/Area Number |
21H03618
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 64010:Environmental load and risk assessment-related
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
古内 正美 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (70165463)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
畑 光彦 金沢大学, 地球社会基盤学系, 教授 (00334756)
和田 匡司 地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所(環境研究部、食と農の研究部及び水産研究部), その他部局等, 主任研究員 (00413766)
池盛 文数 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 連携研究員 (00773756)
鳥羽 陽 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 教授 (50313680)
松木 篤 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 准教授 (90505728)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥17,550,000 (Direct Cost: ¥13,500,000、Indirect Cost: ¥4,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2021: ¥8,840,000 (Direct Cost: ¥6,800,000、Indirect Cost: ¥2,040,000)
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Keywords | ナノ粒子 / プラスチック / 大気汚染 / エアロゾル / マイクロプラスチック / 東アジア |
Outline of Research at the Start |
近年,海洋などの環境中のマイクロプラスチック樹脂に関わる報告が急増し,その原因となるプラ樹脂廃棄物投棄の問題,それによる生体・健康影響への関心が高まっている。しかし,地表から大気への粒子輸送,微細プラ樹脂粒子の気圏・水圏相互輸送の実態に関する情報は極めて限定されている。本研究では,これまで未知であったナノ・マイクロプラ樹脂エアロゾル粒子の環境中の実態の議論を可能にする新しい手法を提案し,その妥当性を検証したうえで,様々な条件の環境に適用して実態解明を行い,現状の周知と現状に基づく改善指針の提案をする。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年,海洋などの環境中のマイクロプラスチック樹脂に関わる報告が急増し,その原因となるプラ樹脂廃棄物投棄の問題,それによる生体・健康影響への関心が高まっている。しかし,気圏・水圏・地圏の相互依存性を考えれば,地表から大気への粒子輸送,微細プラ樹脂粒子の気圏・水圏相互輸送が存在すると考えられるにも関わらず,その実態に関する情報は極めて限定されている。一方で,プラ樹脂が大量に野焼きされる途上国では,大気中には「プラ樹脂燃焼由来成分を含む微小粒子・ナノ粒子」や「プラ樹脂未燃粒子」などが大量に浮遊している状況が推察される。燃焼生成物を含むプラ樹脂由来粒子の存在状態を明らかにしなければ,プラ樹脂由来粒子による環境汚染の全体像を把握してその環境・健康リスクを議論し,適切な対応を講じるのは難しい。従って,存在状態とその由来を特定するための手法の確立とそれによる実態の把握は急務である。本研究では大気中のナノ粒子に着目し,プラスチック由来成分の影響を評価する手法を確立することを目的とし,実験と分析を試行してきた。2年目は1年目に引き続き,プラスチック樹脂のラボ燃焼実験に基づいて,様々な燃焼条件下で発生するプラスチック燃焼起源粒子の特性を明らかにすることを目的として,いくつかのプラスチック燃焼生成粒子中のマーカー成分組成を確認し,東南アジアの既存大気粒子試料中のマーカー成分を分析・比較しプラスチック燃焼の影響を検討した。次年度にはプラスチックマーカー成分の検討と分析を進め,プラスチックに由来する環境ナノ粒子の挙動,とりわけバイオマスとの混焼や大気中のガス状成分との反応に由来する変化を議論する予定であったが,研究代表者が別プロジェクトに全エフォートを投入することになり,研究代表者の交代が認められなかったため,別プロジェクトの中で部分的に課題内容を継続するとともに,新規予算申請を行うことにした。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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