Knowledge and Transformation of the Cold War in East Asia: 1965 to the 1970s
Project/Area Number |
21H03686
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80010:Area studies-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
森口 由香 (土屋由香 / 土屋 由香) 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (90263631)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 聡明 日本大学, 法学部, 准教授 (00514499)
藤岡 真樹 佛教大学, 公私立大学の部局等, 非常勤講師 (70876242)
川島 真 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90301861)
友次 晋介 広島大学, 平和センター, 准教授 (90622019)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥16,640,000 (Direct Cost: ¥12,800,000、Indirect Cost: ¥3,840,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
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Keywords | 冷戦変容 / 東アジア / アメリカ / 環境 / 科学技術 / 資源 / 冷戦 |
Outline of Research at the Start |
冷戦初期の東~東南アジアでアメリカの影響下で築かれた学知・専門知、そしてアメリカにおける東~東南アジアに関する学知が、1965年~70年代にかけて冷戦の変容と新たなグローバル・イシューの登場を受けて、どのように変化したのかを解明する。この時期には冷戦の二項対立が崩れ、資源や環境問題が世界的イシューとなった。国際社会の変化は、学知のあり方にも影響を与え、「近代化論」に基づく開発援助や「軍産官学複合体」による科学技術研究に批判的再検討が加えられる。本研究では、このような国際情勢を背景とした東~東南アジアの学知の形成と変容を、国際共同研究によって明らかにしようとするものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、本科研研究の1年目にあたるが、新型コロナ禍により海外調査や対面の学会・研究会ができなかったことにより、研究が停滞した側面があった。しかしながら、前回(2017~2020年)の科研共同研究の成果や、そこから浮かび上がった課題を整理し、オンラインの研究会を通して、本研究の方向性について検討を重ねることはできた。その結果、本科研においても最終成果として共著書の刊行を目指すという目標を改めて設定し、その内容についても、「気象」「海洋」「環境」を中心テーマに据えることが大枠の方向性として決まった。そして各分担研究は、公文書等の一次史料にもとづく実証研究であることを前提としつつも、より大きな理論的枠組みや学問的課題に結び付くような共著書を目指すという合意が得られた。そのために今後、各分担研究者が、それぞれの個別研究がそこに貢献できるような理論みや学問的な議論の枠組みを、二次文献を読み進めながら探って行くという点も確認された。 各自の分担研究においては、オンラインで入手できる一次史料を出来る限り渉猟し、それらの整理・分析を進めた。また関連する二次文献を入手し、その読解と情報抽出を行った。さらに学会への応募や学会発表の準備も各自進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍により海外調査がほとんど出来なかったことが、研究が停滞した最大の理由であったが、前回の科研共同研究(2017~21年)の成果が書籍として刊行されたことに鑑み、そこから得られた知見や、そこから浮かび上がった課題について討議を重ねることで、今回の科研の方向性について検討することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、本年度オンラインで行った方向性の検討をもとに、海外調査が可能になり次第、各分担者は資料収集を進めることになる。またそれらの資料の整理・分析を勧め、その成果を学会発表や論文執筆に反映させる。また最終成果としての共著書刊行を目指して、分担研究テーマのすり合わせや微調整をオンラインおよび対面で行う。
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Report
(1 results)
Research Products
(10 results)