Transform and redefine of intimatcy through third party reproductive technologies.
Project/Area Number |
21H03729
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80030:Gender studies-related
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
日比野 由利 金沢大学, 融合科学系, 助教 (40362008)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥8,450,000 (Direct Cost: ¥6,500,000、Indirect Cost: ¥1,950,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 生殖技術 / 親密圏 / テリング / 家族 / 親密性 / LGBT / 生殖補助医療 / 精子提供 / 卵子提供 / 代理出産 |
Outline of Research at the Start |
精子・卵子提供、代理出産などの第三者が関わる生殖技術は、しばしば国境を超えて利用され、家族の多様性を推進している。第三者が関わる生殖技術が抱える難しい問題の一つに、生殖に深く関与したドナーや代理母をどのように位置付けるかがある。本研究では、第三者が関わる生殖技術を取り巻く近年の環境の変化を明らかにし、どのようなテリングの実践が行われているか、どのような課題があるかを明らかにする。家族の外部にも遺伝的・生物学的絆に根ざした親密圏が広がりを見せていることを示す。日本の当事者への情報提供を行い、日本の実情にあったテリングの方法を模索する。世界の動向を踏まえた国内法の整備について方向性を示す。
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Outline of Annual Research Achievements |
ウェブ会議システムを利用して、研究者と当事者にインタビューを行い、関心を持つ研究者やメディア、当事者に情報提供するため、日本語の要約をホームページのブログ記事として掲載した。その後、生殖テクノロジーとヘルスケアを考える研究会の報告書として編集し、公刊した(生殖テクノロジーとヘルスケアを考える研究会 インタビュー集8,9として)。報告書をホームページ上で公開するとともに、全国の図書館へ寄贈した。さまさまな国の研究者と当事者へのインタビューを行うことによって、ネットワークを広げることができた。これにより、今後、海外の研究者との共同研究を実施しようとする際の土台をつくることができた。インタビューを実施した海外の研究者とタイの代理出産についての共著論文を執筆し、投稿した。本年度は海外調査を実施することができなかったが、これまでに行なった現地調査と、その後の文献調査により得られたデータを用いて英語論文(単著)を1報公刊し、1報がアクセプトされた。ウェブ会議システムを用いて海外の当事者に実施したインタビューのデータを用いて、テリングと家族の境界について、日本社会学会のシンポジウムで話題提供を行った。また、生殖補助医療と子供の出自を知る権利やテリングをめぐる言説や実態のポリティクスを解明する論文を執筆し、書籍に所収され公刊された。次年度に海外での調査研究を行うための下準備として、アポイント先の組織や機関、研究者などをピックアップした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ウェブ会議システムを活用してインタビューを実施することができた一方で、国外に出ることが依然として容易ではなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、ウェブ会議システムを活用してインタビューを進めるとともに、海外に渡航して現地調査も実施する。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)