Project/Area Number |
21H03976
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1180:Education on school subjects, primary/secondary education-related
|
Research Institution | 奈良市立都祁小学校 |
Principal Investigator |
Naka Yosuke 奈良市立都祁小学校, 小学校教諭
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
|
Budget Amount *help |
¥470,000 (Direct Cost: ¥470,000)
Fiscal Year 2021: ¥470,000 (Direct Cost: ¥470,000)
|
Keywords | 開発教育 / 国際理解教育 / 小学校外国語科 / 全校学習 / 水 / オンラインミーティング / 環境問題 / 平和問題 / 小学校外国語 / 開発教育教材 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、主に小学校外国語科で活用可能な、環境問題と平和問題に関わる国際的な問題の分析やその解決策について考えるための開発教育教材を開発する。昨年度の研究(2020 年度 JSPS 科研費 20H00745(「小学校外国語科で活用するアフリカ地域に関するワークショップ型の開発教育教材の開発」:奨励研究(研究代表者:中陽佑))で得られた成果と課題を生かし、新たに収集する資料の分析や論文の検討等もふまえて、小学校外国語科で活用する開発教育教材を開発することをめざす。
|
Outline of Final Research Achievements |
本研究では、平和問題として、ミャンマーのロヒンギャ族の問題、環境問題として、アラル海にまつわる水問題を取り上げ、主に小学校外国語科で活用可能な、問題の分析やその解決策について考えるための開発教育教材を開発し、実践を進めた。 全校学習の時間に、上記テーマについての学習を行い(1学期・平和問題、2学期・環境問題)、外国語科(総合的な学習の時間等も含む) の授業にて、事後学習、現地滞在経験者や該当分野の専門家とのオンラインミーティング、テーマに関連する話題についてのリスニングテストを実施した。また、各単元において、それぞれ複数回、児童にアンケートを実施し、教材の効果や児童の変容について分析を行った。
|
Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究では、それぞれの単元において、単元開始前、全校学習後の振り返り授業の実施後、オンラインミーティングの実施後にアンケートを実施し、教材の効果や児童の変容についての分析を行った。その結果、平和問題、環境問題双方の単元で、単元実施前と比較して、海外の国々が抱える問題やそれらの国々についての知識の増加、日本と比較して海外の現状を捉えることができる児童の増加、世界が抱える諸問題について、日本に住む自分も何か取り組みを通じて貢献したいと考える児童数の増加が読み取れた。 開発した教材を活用したこれらの単元での学びが、児童の知見の拡大と、意識の変容に資することができたと言えるだろう。
|