理化学ガラス器具による刺突事故の再現実演セット開発と効果的な演示法の研究
Project/Area Number |
21H04019
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1200:Educational technology-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
KUMAGAI NORIHISA 神戸大学, 工学研究科, 技術専門員
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥470,000 (Direct Cost: ¥470,000)
Fiscal Year 2021: ¥470,000 (Direct Cost: ¥470,000)
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Keywords | ガラスの歪み / ガラスの破壊実演 / In-Situ可視化 / 安全教育 / 危機管理教育 / 学部生教育 / 安全な観察 / ガラスの歪みのIn-Situ可視化 / 危機管理安全教育 |
Outline of Research at the Start |
実験による事故を防止する手法としては現在、実験環境の安全化を図ることが主流である。それに伴い、事故もしくは危険予知を想起させる場も失われつつある。本研究では、ガラスの刺突による破損事故を安全に再現して講義またはオンデマンドの形式で講習することを目的とする。ガラスのひずみに起因する破損リスク、破断面に起因する負傷リスクなど、様々なリスクを視覚的に観察させることにより、危険予知の醸成に頼った安全化を図る。
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Outline of Final Research Achievements |
まず、ガラス器具の破損を安全に実演するための開発を行った。視認性を確保しつつ飛散リスクを除いた設計の容器内でガラス器具の安全な破壊操作を行った。同時に歪検査器により破壊の過程を観察し、録画を行った。映像はリアルタイムでディスプレイに写し出し、実習生にとって観察が容易なよう配慮した。令和3年度の講義教材および令和4年度の学生実習から実用化しており、実体験及び見学をさせている。上記とは別途用意した専用容器内でガラス細工により作製したピペット模型を用いて刺突事故の際の動きを再現した。ビデオ撮影を行い、本学工学研究科応用化学専攻のウェブサイトにアップしており、オンデマンド講習が可能な状態とした。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
従来の安全教育では口頭あるいは間接的な手法に頼っていたが、本研究で開発した実演器材および手法により、聴衆者は事故の瞬間を、平常心を保ちつつ視聴覚的に捉えられる。安全な実体験も可能である。合理的な理解を促すことにより、実際のガラス器具をより安全に取り扱うことができるようになる。公開したオンデマンド講習の聴衆者に同様の効果が見込める。教育・研究機関、生産現場への安全の寄与という面で社会的意義が生ずる。歪み計は本奨励研究の資金を要する効果な装置ではあるが、水槽等は身近な道具を転用できるものであり、教育者が今回紹介したノウハウを用いれば、同様の安全教育を各々の現場で行う事ができる。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)