Project/Area Number |
21H04040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1200:Educational technology-related
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
YANO Mitsuhiro 和歌山大学, 教育学部附属中学校, 中学校教諭
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥470,000 (Direct Cost: ¥470,000)
Fiscal Year 2021: ¥470,000 (Direct Cost: ¥470,000)
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Keywords | ICT機器 / iPad / AR / VR / 3Dプリンタ / 教材開発 / 中学校理科 |
Outline of Research at the Start |
これまで中学校理科において、科学的思考を高めるためのタブレット端末を活用した授業づくりについて研究してきた。特に最近は表現活動と科学的思考力との関わりに注目していて、ARやVRの技術を活用して生徒の考えを映像化して共有する方法は確立できた。 しかし、 平面的な画面を見て立体的な構造を話し合うのは大変な難しさがある。そこで、じっくりと他者と話し合いながら考えを深めさせるために3Dプリンタで出力させるなど実際に触れるような「立体構造物の制作」もさせて協働的に学ばせるような実践事例の検証が必要であると考えた。今回は、理科の授業でAR・VR・3Dプリンタをどのように活用できるのかを研究する。
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Outline of Final Research Achievements |
教科書などの平面的な情報から立体的な構造や動きを理解するのには難しさがある。本研究では、AR・VR・3Dプリンタを活用して、生徒自身が立体構造物の制作・観察をすることを通して、協働的に自然現象の理解を深められる教材を開発した。 中学校1年理科の単元「地震と火山」において、VRゴーグルで大きな褶曲や地層の傾きを観察したり、iPadのCADアプリで生徒が設計した建物を3Dプリンタで印刷して液状化現象や地震波の伝わり方を調べたり、ARで津波による浸水被害について学んだりすることで、学習内容に興味関心を高めることや理解を深めることにつながることがわかった。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究では、「AR・VR・3Dプリンタ」という教育現場での活用が期待されているツールの活用方法について、中学校理科の「地震と火山」の単元で生徒自身が主体的・協働的に学べる教材および授業方法を開発することを目的として研究を進めた。 授業の様子を複数のメディアで取材していただき広報できただけでなく、教材の活用の様子を動画にまとめて、YouTubeにて一般公開(https://www.youtube.com/c/Yanotea)して、誰にでも参考にしてもらえる形にした点に意義があったと考えている。
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