Project/Area Number |
21H04053
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1210:Science education-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
tsuboi aya 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 学術支援専門職員
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥470,000 (Direct Cost: ¥470,000)
Fiscal Year 2021: ¥470,000 (Direct Cost: ¥470,000)
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Keywords | 科学コミュニケーション / アウトリーチ / 異分野融合 / アート&サイエンス |
Outline of Research at the Start |
本研究は、最先端の科学者、芸術や哲学等科学の隣接領域の専門家、学生、社会人一般を対象とし、以下を目指す。 1. 科学者と隣接領域の専門家間の効果的な交流および一般への開示プログラムを、複数の研究機関と協働し、実践的に検証することで、汎用的な交流・開示モデルを構築する 2. 科学者と隣接領域の専門家が多様に交流しうるプラットフォームを形成する 3. まだ見ぬ真理を追うことの重要性について広く世論の合意形成に努める 具体的には、3-5組の科学者と美術家の交流を所属研究機関と協力して設計、アーティスト・イン・レジデンスプログラム等の形で交流の実施をコーディネート、交流の途中経過を展覧会の形で報告・検証する。
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Outline of Final Research Achievements |
15組の科学者とアーティストについて、オンライン中心として交流モデルの展開を行なった。 非公開のオンライン進捗報告会を2回実施した。交流の途中経過を広く一般と共有する機会「ファンダメンタルズ フェスmini」を、JR上野駅ホームにて開催。展示物19点、本プログラムを解説する資料映像を展示し、解説冊子を作成・配布した。プレイベントして3つのパネルディスカッション、会期中プログラムとして7つのアーティストと科学者の対話、及び小学生対象の鑑賞会とワークショップをオンライン開催した。来場者は約200名、オンラインプログラムの総再生回数は2325回、朝日新聞、東京新聞に大きく取り上げられた。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
多くのサンプルで交流モデルを検証できており、汎用モデル構築にとって意義深い。また、駅というパブリックな場所で、交流の途中を展示する"展覧会"という形で実施した結果、来場者の傾向や反応、形式にまつわる功罪等、汎用的な開示モデルの構築に向けて課題を明確にした点で意義深い。 多様な分野の科学者と多様な分野のアーティストが参加し、フラットかつニュートラルな交流のよりどころとして本プログラムが機能している点は、両者の活動を活性化させる土壌として、非専門家と科学や美術という専門知をつなぐ土壌として、わかりやすさや目先の成果による評価ではない評価軸を伴う新たな文化/理念生成の土壌として等、多義的な意義がある。
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