Project/Area Number |
21H04109
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
2160:Civil engineering, architecture, building engineering, aerospace engineering, marine and maritime engineering, social systems engineering, safety engineering, disaster prevention engineering, and related fields
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
Yamaura Kentaro 長岡技術科学大学, 技術支援センター, 技術職員
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2021: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | IoT / ラズパイ / 雪おろシグナル / 屋根雪 / 積雪荷重 / 雪下ろし / 高齢者 |
Outline of Research at the Start |
高齢化した豪雪地帯では屋根の雪下ろし等を,高齢者が単独で行い事故に遭う場合が多い. 雪下ろしによる事故を減らすには,雪の重さで家屋が倒壊しない程度まで雪下ろしを減らす必要がある.しかし,屋根雪の重さは積雪深だけではわからないため,新潟県では積雪荷重計算システム「雪おろシグナル」が活用されている.これにより適切な雪下ろし判断は可能となったが,高齢者にとってWeb システムである「雪おろシグナル」の利用は難しい. そこで本研究では,音声で雪下ろし実施日を登録するだけで「雪おろシグナル」による積雪荷重を入手できるようにする一方,家族等につなぐことを目的とした,安価に設置可能なIoT端末を開発する.
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Outline of Final Research Achievements |
本研究では,屋根の雪下ろし実施をワンクリックで記録しただけで積雪荷重計算サイト「雪おろシグナル」から屋根上の積雪荷重予測を取得し情報の提示や注意喚起を行うだけでなく,家族等への連絡も行うIoT(Internet of Things)端末を開発した.同時に,IoT端末と連携するネットワークサーバも構築し,IoT端末に対するサポートはサーバ側から実施できるようにした.これにより,高齢者世帯における雪下ろし頻度を減らし家族等による適切な状況把握を促すことで,雪害による被害を減らすことができる.
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究成果を用いれば,屋根の雪下ろし実施をワンクリックで記録しただけで積雪荷重計算サイト「雪おろシグナル」から屋根上の積雪荷重予測を取得することができ,雪下ろし時期に関する注意喚起を受けることができる.また,家族等への連絡もIoT端末側で行うため,適切な状況把握による迅速な支援が期待できる.これにより,屋根の雪下ろし等の除雪作業による犠牲者のうち,多くを占めている高齢者の被害を抑えることが可能になる.
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