Project/Area Number |
21H04205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
3180:Clinical pharmacy-related
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
KAZAMA TOMOYUKI 山形大学, 医学部, 臨床検査技師
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥430,000 (Direct Cost: ¥430,000)
Fiscal Year 2021: ¥430,000 (Direct Cost: ¥430,000)
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Keywords | 腹部大動脈瘤 / 経胸壁心臓超音波検査 / 中心血圧 |
Outline of Research at the Start |
本研究の概要は,腹部大動脈瘤(AAA)は自覚症状に乏しく,ひとたび破裂をきたすとしばしば致死的となる重篤な疾患である.AAAは経胸壁心臓超音波検査(TTE)施行時に偶発的に発見されることが多い.近年,我々の検討においてAAAの進展には動脈硬化による中心血圧上昇が関与し,中心血圧の上昇が更に動脈硬化を増悪する悪性サイクルがあるとの着想を得た.本研究は,中心血圧とTTEを組み合わせることで有用なAAAスクリーニング法の確立を目指す研究である。
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Outline of Final Research Achievements |
腹部大動脈瘤(AAA)症例における外科的治療介入前後での経胸壁心臓超音波検査(TTE)各計測指標,中心血圧検査の変化を検討することを目的とした.AAAに対する外科的治療介入を施行した14症例を対象とし,外科的治療介入前および治療後にTTEおよび中心血圧検査を施行し,得られた各計測値を比較,検討を行ったところ,術後に左室心筋重量係数および中心血圧検査各計測指標(SBP2・cSBP・AI・AIP75)が低下する傾向を認め,AAAに対する外科的治療介入が中心血圧を改善し,降圧効果を示すことが確認された.
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
腹部大動脈瘤(AAA)に対する外科的治療介入が中心血圧を改善し,降圧効果を示すことが確認されたことで,経胸壁心臓超音波検査(TTE)や中心血圧検査がAAAに対する外科的治療介入後の心・大血管イベント予測に有用な臨床的指標である可能性が示唆された.
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