Project/Area Number |
21H04291
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
3240:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
MORI SAYAKA 長崎大学, 病院, 臨床検査技師
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2021: ¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
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Keywords | 平均赤血球容積(MCV) / 陽イオン / MCV / 血液浸透圧 / 陽イオン濃度 |
Outline of Research at the Start |
本研究の概要は、貧血の分類からはじまり造血器腫瘍の診断や鑑別に至るまでに大事な検査項目である平均赤血球容積(MCV)測定に影響を及ぼす種々の因子について検討を行い、MCV測定の正確性を明らかにする研究である。主に、赤血球側の要因として、膜異常や形態異常について、赤血球の外側の要因として血清浸透圧について研究を行う。
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Outline of Final Research Achievements |
本研究は健康診断や血液疾患の鑑別に重要な血液検査項目である平均赤血球容積(MCV)の正確性を探る研究である。MCVは施設間差、機器間差が他の項目に比べて大きい項目であることはあまり知られていないが、今回、MCVに影響を及ぼすファクターのうち陽イオンに着目し検証を行った。採血管の種類(抗凝固剤の種類)により有意にMCVが異なることが明らかとなった。これより、採血管種類だけでなく他の検査結果(電解質Na,K,Clなど)にも影響を受けることが示唆された。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究では健康診断や血液疾患の鑑別に重要な血液検査項目である平均赤血球容積(MCV)の正確性を明らかにするため、MCVに影響を及ぼすファクターのうち陽イオンについて検証を行った。 MCVは一般的には経時的変動が少ない検査項目として知られているが、本研究からMCVは陽イオン濃度に依存することは明らかとなったため、結果を解釈する際にはMCVの結果だけでなく電解質(Na,K,Cl)の結果なども加味し総合的に判断する必要があることが示された。
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