Project/Area Number |
21H04293
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
3240:Society medicine, nursing, and related fields
|
Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
takano Shoko 福岡大学, 医学部, 臨床保育士
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥460,000 (Direct Cost: ¥460,000)
Fiscal Year 2021: ¥460,000 (Direct Cost: ¥460,000)
|
Keywords | 難病の子ども / 思春期 / 移行期支援 / 炎症性腸疾患 / 潰瘍性大腸炎 / クローン病 / 臨床保育 |
Outline of Research at the Start |
研究代表者が臨床保育士として勤務する中で、思春期IBDの患者さんたちの悩みや体験に触れるにあたり、個々で対応しようとしている事、そしてその悩みが似ていると感じた。本研究では、先行研究で得た成果を元に、思春期IBD患者へ向けた復学時支援プログラムの在り方を検証する。具体的には、より現実的に子どもたちに届く支援の形の在り方を検証するためにワークシップを開催し、プログラムの完成を目指すものである。
|
Outline of Final Research Achievements |
炎症性腸疾患と診断された10代子ども達(以下、子ども達)と専門職が協働し、学校生活を送る上での出来事や対処法等の体験談についてイラストを中心にまとめた「学校生活がよりよいものになるために」(以下、冊子)を2020年度に研究者らが作成した。本研究では学校行事・治療にフォーカスをあて、子ども達と各専門職と共に改定版の作成を計画した。又、冊子の利活用について子ども達とその同級生・教諭を対象に調査を行った。その結果、他者へ伝える視点でのWSへの参加や冊子は子ども達が自らの意思で周囲に病気を公表・理解を求める際に必要となる、自身の病気に関するリテラシーを高めることへの一助となったと考えられた。
|
Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
急増するIBD患者、また好発年齢である思春期への支援は国内でも限られている。また、子ども達の日常を取り巻く教育分野・治療に欠かせない医療分野、何より当事者である子ども達と共に日常生活についての実体験を分野を横断した多職種で共有することを試みた。また、新たに診断された子ども達や、子ども達が診断後学校に戻る際の解決方法をイラスト分野の専門職が中心となり、イラストを多様した形で体験や解決方法の発信を試みた。さらに、子ども達だけでなく、子ども達と日常生活を共にする友人世代や教諭も対象に、病気への知識や冊子への評価も研究データとして取得し検討した。
|