Project/Area Number |
21J10022
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 34010:Inorganic/coordination chemistry-related
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
岡安 祥徳 東京理科大学, 理学研究科化学専攻, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 希土類錯体 / 円偏光発光 / ユーロピウム |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は光応答性キラル希土類錯体の創出と光リソグラフィー材料への応用である。円偏光の左右回転方向は人間の目で識別できないという性質から、光暗号技術としての応用も期待され、左右円偏光を光によって変調パターニングできる。希土類錯体における円偏光発光の反転現象は明らかになっている点が少ない。そこで9配位希土類錯体が酸刺激により左右円偏光発光を反転させる詳細な機構を明らかにするため、円偏光発光の反転後の錯体種の単離およびX線結晶構造解析を行う。また、9配位希土類錯体の左右円偏光発光が光書き込みによりパターニングできるか明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
希土類錯体は希土類イオンの置換活性な性質によって、結晶構造と溶液中の構造は必ずしも一致しないことが知られている。そのため、非対称な配位子を用いた場合に、希土類錯体は様々な配位構造が生成してしまう。こうした特性は魅力的な光学特性をもつ希土類イオンのボトルネックとなっていた。溶液中での構造を決定することができれば、非対称な配位子をもつ希土類錯体から得られる光学特性をより詳細に評価することができ、これまで研究されてきた対称型の希土類錯体からは得られない新たな光機能を見出す可能性がある。そこで、これらの問題を解決する方法として、希土類錯体の特徴的な発光スペクトルパターンを詳細に解析と、計算科学的手法を組み合わせることでC2対称性を持たない低対称な配位子をもつ希土類錯体の溶液中での構造を決定する方法論を確立した。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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