コナジラミ類の生態解明のための高分解能近接マイクロフォンアレイの開発研究
Project/Area Number |
21J10818
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 41040:Agricultural environmental engineering and agricultural information engineering-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
於保 拓高 筑波大学, 理工情報生命学術院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2022: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 生物音響 / マイクロフォンアレイ / 音響トラッキング / 音源位置推定 / 生態モニタリング / コナジラミ類 / 農業害虫 / 防除 / 位置推定 |
Outline of Research at the Start |
コナジラミ類は,化学農薬への耐性を早期に獲得しやすい難防除性の農業害虫である.コナジラミ類の特徴的な生態の一つとして,音で個体同士がコミュニケーションをすることが知られている.この生態を利用し,化学農薬に代わる,音を用いた防除法を確立するためには,コナジラミ類の音響的生態の解明が不可欠である. そこで本研究では,超高分解能なマイクロフォンアレイをコア技術とする,音響的生態(コミュニケーション)を可視化するデバイスを開発し,それを用いてコナジラミ類の音響的生態の解明に挑む.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,超高時間・空間分解能を有するマイクロフォンアレイをコア技術とした,コナジラミ類の発する音響情報を可視化するデバイスを開発し,それを用いてコナジラミ類の音響的生態(コミュニケーション)を解明することを目的としている.2022年度は,1)音源位置推定の高精度化と,2)動画像中のコナジラミ類検出に関する内容に取り組んだ.1に関しては,狭間隔小開口マイクロフォンアレイとパルス圧縮を基盤技術とした,近接場での高精度測位法を考案した.これにより,可聴音を用いた1 mm以下の高精度音源位置推定が可能となった.これは,於保らによる「近接場音源位置推定のための狭間隔マトリクス状MEMSマイクロフォンアレイ」の研究成果として得られ,奨励賞(Young Scientist Award)を受賞した.2に関しては,従来よりも簡便な画像処理で動画像中のコナジラミ類を検出するための,環境光に着目した手法を考案し,キュウリや青ジソの葉体において,コナジラミ類と葉脈の画像抽出を可能とした.これは,於保らによる「Detection of Whiteflies and Veins on Leaves by Capturing Image under Controlled Lighting」の研究成果として得られた.
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)