Project/Area Number |
21J10990
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 90130:Medical systems-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
周 雨奇 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2022: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2021: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 血小板 / 血栓 / 体外循環 / COVID19 / イメージングフローサイトメトリー |
Outline of Research at the Start |
本提案では、インテリジェント血小板凝集塊識別法(iPAC)を用いた血中の血小板凝集塊の時空間的特徴の迅速・高精度解析による血栓症の病態理解及び抗血栓薬の薬効評価を目指す。動物モデルと人工肺装着患者の血液サンプルをiPACで分析し、血小板凝集が引き起こされる主たる要因を明らかにすることで、血栓症の病態理解及び診断に役立てる。これらの検査法と比べ、iPACは血小板凝集塊の特徴を顕微鏡像から機械学習によってリアルタイムで形態的違いを認識できる点において前例のない特筆すべき技術である。本研究を遂行しることで、日本が血小板機能解析を含む血小板生物学において世界を牽引する存在になることが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、インテリジェント血小板凝集塊識別法(iPAC)を用いた血中の血小板凝集塊の時空間的特徴(大きさ、形状、成分、血中濃度、経時変化など)の迅速・高精度解析による血栓症の病態理解及び抗血栓薬の薬効評価を目指す。まず、動物モデルとしてヤギを用いて、人工肺装着モデルヤギにおける血中の血小板凝集塊形成の比較を行い、さらに血小板凝集塊成分の解析を行うことで、体内で形成された血小板凝集塊の時空間的解析の有用性を示した。昨年の研究で、3頭のヤギで実験を終え、抗血栓薬を投与したときの変化のデータの取得を実施した。今年度からヤギで得られた結果からヒトでのiPAC装置の有用性を検討するため、心臓移植の手術をした患者(3例)で血液サンプルを取って、iPAC装置を用いた血小板凝集塊の画像を撮った。次のステップとして、データを解析して、臨床症状との相関(血小板凝集塊の成分、形態、血中濃度、経時的変化などの違い)を調査する。 さらに、昨年のCOVID-19の患者さんのサンプル評価に引き継いで、COVID-19ワクチンによる血小板の影響を調べた。その結果、ワクチン接種後の血小板凝集の傾向は有意に持続せず、ワクチン接種が血小板活性化、血小板凝集、血小板-白血球相互作用に及ぼす影響はいずれも軽微であることが示された(Zhou, Y. et al. Cytometry. 2022. https://doi.org/10.1002/cyto.a.24677)。 これは当初提案では予定していなかったことなので、計画以上の研究の進展があったと言える。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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