Project/Area Number |
21J12194
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 49070:Immunology-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
畑井 俊哉 (2021) 大阪大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Research Fellow |
畑井 俊哉 (2022) 大阪大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2022: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 大腸炎 / 腸内細菌 / 炎症性疾患 / 免疫 / 虫垂 / 上皮細胞 / 2型サイトカイン / タフト細胞 / 虫垂切除 |
Outline of Research at the Start |
炎症性疾患は患者数が増加の一途をたどり深刻化している難病である。これまでの治療は炎症反応をいかに抑制するかが焦点の対処療法であり、根治を実現する治療法の開発が急務となっている。 本研究では“虫垂切除術後の潰瘍性大腸炎発症リスクの減少効果”に着目し研究を行っている。虫垂を切除したヒトは優位に潰瘍性大腸炎発症リスクが低下するというヒト疫学調査研究が報告されていることから、虫垂切除マウスを作製し、どのような変化が生体内で起こるのかを解析するとともに、このマウスに大腸炎症を誘導し、虫垂切除が大腸炎の発症に与える影響を解析することで、虫垂切除による大腸炎発症抑制メカニズムを明らかにすることを目指している。
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Outline of Annual Research Achievements |
潰瘍性大腸炎は世界的に年々患者数が増加している炎症性腸疾患である。発症原因は不明であり、慢性的な腹痛を伴うことから社会活動が制限されてしまう。生物学製剤の登場により治療方法の選択肢は増えたが、様々なイベントをきっかけとして再燃と寛解を繰り返すため確定的な治療方針はなく、根本的な治療方法の開発が急務である。コホート研究により虫垂切除術を処置することにより生涯の潰瘍性大腸炎発症リスク低減につながることが知られている。本研究では虫垂切除が起こす大腸炎の緩和機序の解明を目的としている。 昨年度までの研究から①虫垂切除により細菌叢が変化していることが重要であること、②非免疫系のダイナミックな変化が起きている可能性が示唆された。そこで本年度は虫垂切除による細菌叢の変化や非免疫系の解析を中心に研究を進めた。細菌叢に関しては偽手術群、虫垂切除群の糞便をもちいて16Sメタゲノムシーケンスを行った。この結果から虫垂切除によって細菌叢の多様性が変化することがわかった。また糞便中の代謝産物の変化を解析することで、大腸の特定の上皮細胞の過形成を誘導することがわかった。この代謝産物は偽手術群と同ケージ内で飼育した虫垂切除マウスでは増加しないことがわかった。この代謝産物を投与することで大腸炎を緩和することがわかった。よって、当初の目的としてた基礎免疫学的研究のみならず、臨床応用の可能性がある代謝産物の同定、細菌学や代謝産物の解析といった予想を超えた結果を得ることができた。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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