Project/Area Number |
21J12445
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 31010:Nuclear engineering-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
亀井 智子 (2021) 九州大学, 総合理工学府, 特別研究員(DC2)
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Research Fellow |
亀井 智子 (2022) 九州大学, 総合理工学府, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2022: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 宇宙線ミュオン / ガス検出器 |
Outline of Research at the Start |
ソフトエラーは、地上に降り注ぐ二次宇宙線(中性子やミュオン)が電子機器内の集積デバイスに生じさせる一過性の誤動作の総称である。集積デバイスの微細化や動作電圧の低電圧化により、今後は100 MeV以下のミュオンがソフトエラーの支配的要因になると予測されている。 ソフトエラー発生率はソフトエラー発生断面積とミュオンの強度値の積で算出されるが、発生率の評価に 必須である100MeV以下の正・負の電荷別の強度実測値は存在しない。 本研究では、100 MeV 以下の正、負ミュオンの強度分布を計測する検出器を開発し、集積デバイスを搭載した電子機器の実使用環境下(建物内、屋外、地下等)での系統的な測定を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的である宇宙線ミュオンの電荷別粒子束の取得には長期データが不可欠である。2023年の10月から2024年1月の期間は長期データ収集を安定した環境で実施するために環境整備を行った。電気ノイズの対策や、データ通信の律速を改善した環境で磁石ありの検出器体系でデータ収集を開始した。また、改良した解析コードを使用して収集データの解析を行い、研究成果の取りまとめを行なった。 宇宙線ミュオンの電荷別粒子速の取得に向けて、検出器の開発を終え、安定してデータ収集が行える実験環境が確立された。今後は進行中の荷電宇宙線の長期のデータ蓄積を用いて、地上における電荷別低エネルギー宇宙線ミュオンについてまとめた研究成果を論文として投稿予定である。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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