Project/Area Number |
21J12977
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 38060:Applied molecular and cellular biology-related
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
佐々木 駿 北海道大学, 農学院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 核小体ストレス応答 / 翻訳制御 / 上流ORF |
Outline of Research at the Start |
リボソームの生合成には細胞内のエネルギーの多くを要し、リボソーム生合成の異常に応答して細胞増殖を厳密に制御する核小体ストレス応答は、エネルギーのロスを防ぐために真核生物に とって重要な機構である。植物においても、核小体ストレス応答経路の存在が示唆されていたが、動物や酵母に比べるとその分子機構に関する知見は乏しい。本研究は、植物において核小体ストレス応答に関わる転写因子の機能ならびに、リボソームの合成異常の感知機構を明らかにすることで、核小体ストレス応答の分子基盤を解明するものであり、植物がストレスに適応する分子機構の全容解明に資するものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
植物では、リボソーム生合成の異常により核小体ストレスが生じた場合に生長が抑制される。シロイヌナズナのANAC082はそのような核小体ストレス応答に重要な転写制御因子である (Ohbayashi et al. 2017, Plant Cell. 29:2644-2660)。本研究では、植物の核小体ストレス感知機構を解明するために、ANAC082遺伝子の核小体ストレスに応答した翻訳制御機構の解析を行った。その結果、核小体ストレスに応答してANAC082 mRNAの翻訳が促進され、ANAC082 mRNAの5’非翻訳領域に存在する上流ORFのアミノ酸配列がその翻訳制御に関与することを明らかにした。 また、リボソーム生合成に異常が生じた場合に翻訳を抑制する仕組みが存在する可能性が考えられる。ANAC082及びその下流で働くと考えられる因子が核小体ストレスに応答した翻訳制御に関与する可能性を検討するために、ANAC082または下流因子の過剰発現による翻訳への影響をリボソームプロファイリング解析を用いてゲノムワイドに解析した。この解析により、ANAC082や下流因子がグローバルな翻訳への影響と特定のmRNAの翻訳制御に関与する可能性の検討を行った。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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