Design of Cyber-Physical and Social Systems with Boundedly Rational Decision Making
Project/Area Number |
21J13956
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 21040:Control and system engineering-related
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
山下 駿野 東京工業大学, 工学院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2022: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 限定合理性 / ナッジ / サイバーフィジカルシステム / 実時間最適化 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,物理空間と人間社会にとって最適な動作を達成するCPSS(サイバーフィジカルソーシャルシステム)設計に向けた基盤技術の創出を目指すものである.特に,人間社会の意思決定に限定合理性が含まれるCPSSを対象とする. 本研究では,物理空間のみならず,仮想空間と人間社会もそれぞれ動的システムとしてモデル化する.これにより,CPSSを構成する各要素間の情報フィードバックを切り離すことなく統一的に扱うことができる.そして,CPSS全体を一つの動的システムとみなすことで,システム制御理論に基づく解析や設計が可能となる.
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Outline of Annual Research Achievements |
サイバーフィジカルソーシャルシステムを構成する各要素およびその結合系に関して,2022年度は以下に取り組んだ. まず,昨年度に引き続き,オフィスビル内の照明システムを対象とした最適制御手法の構築と検証を実施した.構築した制御手法は実時間照明シミュレータを用いて,ビル内の環境に適応した制御が可能であることを確認した.特に,室内の人間が静止している静的環境下だけでなく,人間の移動を含む動的環境下でも適切な制御が可能となった.本結果は,制御分野の国内学術論文誌に掲載済みである. つぎに,昨年度までに構築した,限定合理的意思決定者に対するナッジメカニズムの性能検証を行った.2021年度に開発したナッジメカニズムは制御理論上の安定性を保証していた.2022年度にはこれの性能を数値シミュレーションにより検証した.本結果は,制御分野の国際学術論文誌に投稿中である.また,ここでの理論が, 交通システムなどの大規模システムに対するサイバーフィジカルソーシャルシステム構築のための基盤理論として十分応用可能であることを,制御分野の国際学術会議を通じて確認した.
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)