Project/Area Number |
21J14163
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 23030:Architectural planning and city planning-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石田 康平 東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2022: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | MR / 設計プロセス / 施工 / 対話 / 対話ツール |
Outline of Research at the Start |
本研究はVRおよびMRを通した空間の経験が建築設計および施工のプロセスにおける設計主体らの対話に対して及ぼす影響を明らかにするものである。具体的にはまずVRやMRの経験を通して設計される空間のイメージを設計主体らが共有しつつ議論していくことを可能にする設計ツールを構築し、それを用いて設計及び施工のプロセスを部分的に行う模擬実験を実施する。そこでみられた様々な参加者の対話の場面を分析していくことで、VRおよびMRの活用の有効性を論じつつ、今後の建築プロセスの種々の場面における有効なVRおよびMRの活用に資する知見を提供することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は建築設計および建築施工のプロセスにおけるMRの有効な活用方法の探求のために実施された。そこでは多様な設計主体間の参画する建築設計と施工のプロセスにおける対話の重要性に注目してきたのであり、昨年度においては多様な設計主体間での空間情報の円滑な共有と議論の活発化のための具体的なツールを構想し実装した。本年度においてはそこで得られたデータと発話、および議論のプロセスに対して詳細な分析を行い空間の3次元モデルの見方の誘導や設計を専門としない設計主体の直感的な空間理解のためのMR利用の有効性を捉えた成果を学術論文にまとめ発表した。また、前年度においてはVRやMRといったツールの適切な使い分けに目を向けつつ研究を進める重要性が浮かび上がってきたが、本年度ではその理解を引き受けつつ、むしろMRなどを生活空間においても利用することを想定する必要性が浮かび上がってきた。すなわちMRなどはただの設計や施工のためのツールではなく、それ自体が生活空間の一部となるものであり、今後の設計の場面ではこうした技術の活用によって生まれる空間体験について理解しつつ設計を進める必要があるという理解に鑑みつつ、こうした理解に対して本研究では、MRを用いて生まれる空間について考察を深めつつ博士論文および学術大会の論文としてまとめた。具体的にはMR空間やVR空間の特性について物理空間との関係性によってタイポロジー整理を行いそれぞれの特性をまとめた。こうした知見は生活空間としてのMRの理解に一定の貢献をなすものであり、今後はMR空間も含めた空間全体が設計プロセスの対象となりうるという前段の理解に鑑みると、これからのデジタル空間も対象として含む設計のプロセスの発展に対して一定の成果を残せたものと言える。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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