Project/Area Number |
21J15321
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 52010:General internal medicine-related
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
渡部 千里 滋賀医科大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2022: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | Exoc3l2 / 出血 / 血管 / 発生 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、発生期の血管内皮細胞で特異的に発現し、血管新生に関与する遺伝子として同定したExoc3L (Exocyst Complex Component 3-Like Protein)遺伝子群に着目し、その中でも特にExoc3L2遺伝子を欠損したマウスの解析を行う。本研究ではExoc3L2の役割を個体レベルで明らかにすることで、血管新生の中でも血管の安定化を制御する新たな分子機構を解明することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、前年度までに得られたデータをもとに論文を作成し、国際氏誌に受理された。 本研究の目的は、以前より血管新生への関与が予想されていたExoc3l2遺伝子について、その生理的な機能を明らかにすることであった。 まず最初に我々は、Exoc3l2のGFPノックインマウスを作製し、Exoc3l2がマウス胚の血管内皮細胞で高発現していることを明らかにした。 次にExoc3l2のノックアウトマウスを作製し、これらが出血像を伴い胎生致死となることを明らかにした。出血像はマウス胚のHE染色、血管内皮細胞マーカーと血液細胞マーカーを用いた免疫染色、MicroCT解析によって確かめられた。 さらにTie2-CreマウスとExoc3l2floxマウスの交配により、血管内皮細胞特異的にExoc3l2がノックアウトされたマウスを作製した。このマウスも全身性ノックアウトマウスと同様に出血像を伴い胎生致死となることが明らかになった。 本研究ではExoc3l2遺伝子のノックアウトマウスを作製し、胎生致死となることを明らかにしたが、出血の原因やその分子メカニズムについては未だ不明のままである。また、ヒトではExoc3l2はDandy-walker症候群との関連が指摘されていることから、今後は本研究で作製したマウスがその病態解明にも役立つことが期待される。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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