Project/Area Number |
21J15794
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 56060:Ophthalmology-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中野 絵梨 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2022: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 緑内障 / 網膜神経節細胞 / 補償光学 / 光干渉断層計 |
Outline of Research at the Start |
補償光学適用光干渉断層計(AO-OCT)を用いてヒト生体で非侵襲的に網膜神経節細胞層(GCL)の経時的な観察と定量的な評価可能とする。これにより、GCLにおける経時的な緑内障性構造変化を定量評価し、新規のより鋭敏な視野進行予測因子としての利用を試みる。また、サルを用いて実際の網膜病理構造とAO-OCT画像を比較し、画像による網膜神経節細胞(RGC)評価を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
今回の研究課題である「緑内障の病態の本態である網膜神経節細胞層の詳細な構造を明らかにし、視機能との関連を調べることで、新規緑内障進行評価法を確立する」として、補償光学適応光干渉断層計(AO-OCT)による網膜神経節細胞層の観察を行った。緑内障眼13眼でパイロット的に検討した際、視野障害の程度と画質の向上が必要と判断し、ソフトウェアの拡充に取り組んだ。これにより、1度に撮像出来る枚数を400枚から1000枚まで増やすことに成功し、網膜神経節細胞(RGC)の細胞体と思われる高反射体をより明瞭に観察できるようになった(添付図)。また、「AO-OCTで緑内障進行を捉えるには網膜のどの箇所を撮像するのが最適か」を検討した。組織学的な既報より、RGC-displacementを考慮した撮像箇所を選択することとし、実際の緑内障眼および正常眼での実験的な撮像も重ねた結果、中心窩耳側0.75㎜から上下に0.75㎜の2か所を撮像するプロトコルに決定した。 これらの検討と同時に、「緑内障眼および正常眼で経時的にAO-OCT画像を撮像し、視機能との関連を評価する前向き研究」として実際に運用できるよう倫理委員会への申請手続きを進め、承認を得た。 当初2年目にサル眼でのAO-OCT画像と組織の対応を確認する作業を行うためサルの飼育などの準備を進める予定であったが、COVID19の関連で新規研究立ち上げについて学内での制限が生じていたこともあり、実現には至らなかった。また、ソフトウェアの拡充および撮像条件、撮像場所の検討に時間を割いたことや、COVID19の影響により、当初目標としていた眼数でのAO-OCT撮像および視機能との関連解析には至らなかった。しかし、当初の予定通り、「緑内障眼および非緑内障眼で経時的に網膜神経節細胞層をAO-OCTにより評価する」ための基盤を作り終えた。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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