Project/Area Number |
21K00507
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
内藤 真帆 東北大学, 文学研究科, 准教授 (00784505)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | ヴァヌアツ / 消滅危機言語 / 数詞 / 未調査言語 / 無文字言語 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、ヴァヌアツ共和国とその周辺国の辺境地に残る未調査・無文字の言語を調査し、数詞と数記録の存在および両者の相関を明らかにすることを目的とする。当該地域の中でも北・中央ヴァヌアツの孤島には多くの未調査・無文字の言語が残ることから、特にそうしたエリアを中心に言語調査を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
これまでに現地調査で得たツツバ語の1次データをもとに、それを分析した研究成果の集大成にあたる3言語辞書Tutuba-Bislama-English Dictionaryを2024年の2月に東北大学出版会から出版した。科研費の研究成果公開促進費(学術図書)による刊行である。本書はツツバ語の保存と継承、未来の言語研究を可能にすることを目的に、ツツバ語、ヴァヌアツ共和国の国語ビスラマ語、英語の3言語で編んだものである。 ツツバ語はヴァヌアツ共和国のツツバ島でおよそ500人に話される無文字の言語である。辞書は666ページから成り、はじめの約40ページでツツバ語の文法概略を説明した後、辞書部分が続く。辞書部分では、ツツバ語の各見出し語をビスラマ語と英語で説明したほか、ツツバ語の全例文をビスラマ語と英語に訳し、ツツバ語の全例文にはグロスを付した。これは本書がツツバ語の最初で最後の辞書となる可能性を予見し、未来の言語研究を多様なかたちで可能にするためである。また他言語の研究において、ツツバ語の例文使用・引用を容易にすることも目的の一つである。 本辞書の終わりにはビスラマ語からツツバ語を、また英語からツツバ語を引くことができるように逆引きを設けた。これは若い世代にツツバ語が十分に継承されておらず、ツツバ語の話者が減少していることを踏まえてのものである。また一般読者が英語からツツバ語を引くことでツツバ語話者の叡智や世界観を体系的に理解できることをめざしたものである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
一次データの分析・考察を行い3言語辞書を完成させたため。
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Strategy for Future Research Activity |
これまではツツバ語に重点をおいて分析と考察を進めてきたが、今後はヴァヌアツ共和国のツツバ語以外の言語データの分析・考察にも着手する。はじめに、既に得たデータの分析を行い、仮説を立てたのちに現地調査を行う予定である。
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