Project/Area Number |
21K00509
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
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Research Institution | Tama Art University |
Principal Investigator |
高梨 美穂 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (70756155)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 認知言語学 / 言語習得 / 認知発達 / 移動事象 / 事態把握 / 言語学 / 母語習得 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、日本語移動表現の母語習得と事態把握の認知発達メカニズムを理論的、かつ実証的に探求し、解明することである。そこで、本研究では、母語習得研究に認知言語学的アプローチと発達心理学的アプローチを組み入れることにより、多面的な視点から移動事象の習得と認知発達メカニズムを理論的、かつ実証的に明らかにする。 具体的には、認知言語学的および発達心理学的アプローチを複合的に取り入れ、実験を用いた縦断研究を行い、①日本語移動事象の言語習得の特徴 ②移動事象の言語化と認知発達メカニズムとの関係性を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本語の移動表現の習得と事態把握の認知発達メカニズムの関係性について、理論的かつ実証的に明らかにすることを目的としている。今年度は、主として言語発達と描画の発達面との関係性に関する実地調査を行うと共に、一部成果報告および社会的貢献として一般向けにワークショップ等も併せて行った。 2022年度の先行研究調査では、すでに認知発達関連および芸術面での認知関連の文献を確認しており、それらに関する実地調査は、Covid-19によるパンデミックが長引いた影響でなかなか進められなかったが、今年度可能となったためそれらを実施した。具体的には、タイ王国のシラパコーン大学ナコンパトム校およびバンコク校にて、描画および芸術面の表現方法に関する実地調査を行った。また、英国ロンドンにおいて、テートモダンでの子ども対象の芸術ワークショップを調査しすると共に、描画発達、芸術に役立つ教育方法、教材を調査した。これらについて現在分析を進めている。 成果発表として、移動動詞の使用および習得についての学会発表を行った。学会発表を踏まえた論文については執筆を終えており、2024年度に投稿を予定している。社会的貢献としては、本校において、小学校高学年・中学生向けのワークショップを開催した。その中で、言語と発達の関係性および芸術面との関わりを提示、実践した。また、研究成果発信用HPを現在改訂している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
Covid-19によるパンデミックの影響および研究が遅れていたが、2022年度に今年度の研究遂行計画を見直しを行い、そちらについてはほぼ達成できた。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度には、主として調査・実験および分析を引き続き行う。研究成果をまとめることも予定している。加えて社会的貢献として一般向けに研究成果:小学生、中学生、高校生を対象としたワークショップを開催予定である。
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