シミュレーションを用いた言語理論検証ー日英語の統語的・意味的性質の獲得と習得
Project/Area Number |
21K00590
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02080:English linguistics-related
|
Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
中戸 照恵 北里大学, 一般教育部, 准教授 (10451783)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
|
Keywords | 言語獲得 / 言語習得 / 再帰性 / 無限 / シミュレーション / 言語理論 |
Outline of Research at the Start |
AI による言語翻訳はビッグデータの活用により、目覚ましい進歩を遂げている。 臨界期(9歳前後)を過ぎたヒトによる第二言語習得には非常な労力と時間を必要とすることを鑑みると、AI によるパターン学習のスピードは驚くべきものである。本研究は、生成文法理論に基づく日英語の比較統語論・意味論及び第一言語獲得研究を継続しつつ、「言語学者が仮説として採用している規則の体系がヒトの脳内におけることばの在り様を正しく捉えているか否か」という問いに取り組む。I)コンピュータとヒトによる学習機能の比較、II)第一言語獲得から第二言語習得への(脳内知識の在り方の)推移という新たな視点から、理論の妥当性を検証する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
コンピュータによる第一言語獲得(日本語または英語の学習)のためのデータベースの作成に着手した。 子どもが乳幼児期に、言語資料への接触により無意識に学習していく単語のグループ化(名詞、動詞などの品詞分類)に関しては、コンピュータによる学習の対象としていないため、コンピュータには、グループ化を終えたデータを与える必要がある。コンピュータに与える文の総体の範囲を定め、ファイル形式の統一を行った。また、品詞別のデータベースの作成に一部取り組んだ。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究計画の第一段階に着手したが、データベースの作成に時間を要していること、学内業務の予期しない増加などから、実際のシミュレーションの実施には至っていない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和4年度に引き続き、データベースの作成に取り組み、コンピュータによる言語獲得のシミュレーションを実施する。必要に応じて、研究補助者に研究補助を依頼する予定である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(2 results)