Fostering Evaluators for Quality Assurance of Japanese Language Education at Universities: Training Japanese Language Teachers to Practice Developmental Evaluation
Project/Area Number |
21K00631
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02090:Japanese language education-related
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Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
小澤 伊久美 国際基督教大学, 教養学部, 課程上級准教授 (60296796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 千歌 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (30323942)
池田 伸子 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (30294987)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 発展的評価 / 日本語教育 / 大学 / 人材育成 / 質保証 |
Outline of Research at the Start |
本申請研究は、大学日本語教育の質保証を担う評価人材育成のために、日本語教師対象の発展的評価(Developmental Evaluation: DE)研修を開発する。まず北米の評価人材育成と大学日本語教育部門におけるDE実践例を分析し、高度デザイン人材等の関連分野の知見も参考にしてDEが実践できる日本語教師の資質・能力を解明する。そして対面及びオンラインでも参加可能なDE研修プログラムを開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、大学日本語教育の質保証を担う評価人材育成のために、日本語教師対象の発展的評価(Developmental Evaluation: DE)研修の開発を目的としている。北米の評価人材育成と大学日本語教育部門におけるDE実践例を分析し、高度デザイン人材等の関連分野の知見も参考にしてDEが実践できる日本語教師の資質・能力を解明する。DE研修プログラムは、対面及びオンラインでも参加可能な形式で開発することを目指している。 2022年度の成果は以下の通りである。 1)DE研修を試行したところ、機関を越えた相談の機会にニーズがあること、オンライン研修の可能性が確認できた。しかし、参加者が希望するピアリビューをうまく進めるにはDE実践よりも難易度の高いファシリテーションの力量が必要であり、そこには人間中心設計やデザイン人材のコンピテンスと共通点があることが観察された。 2)語学教育や大学教育の認証評価の調査からは、認証を受ける機関の改善や成長を促すには評価経験が学びになる仕組みや評価実施者の関わり方が重要であるという感触を得た。また、評価資料のわかりやすさが関係者の負担軽減になるため「わかりやすいコミュニケーションデザイン(UCD)」を組み込む有用性が確認できた。 3)評価学の領域の調査からは具体例に沿った紹介の必要性が明らかとなり、本研究課題でも実践例に基づくDEの解説を用意することを検討している。 4)大学で教える日本語教師に求められる能力・資質については、日本語教師の国家資格化が法制化されることを受け、一連の動きや論点に関する情報を収集し、本研究課題との関わりを検討した。また、社会貢献の活動として日本語教育参照枠の研修を企画した。参加者への事前事後のアンケートからは、関連資料が公開されていても現職教員に政策・施策の変化がもたらす影響について十分理解しにくいことが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍対応が続き、本務のエフォート率が多くなったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、以下の活動を行う予定である。 ① DE実践家である日本語教師の能力・資質を言語化・視覚化した資料を試用版として作成する。 ② DE研修を進める上で参考になる情報や事例をウェブサイトなどで公開し、研修の素材とするとともに、啓蒙のためのツールとして提供する。 ③ DE研修試行版を2023年度末に実施する。 ④ これまでの研究成果について学会発表や論文化に取り組む。
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Report
(2 results)
Research Products
(20 results)